北京
PM2.577
23/19
1時間目 中国の電気自動車産業の現状、第1回中日友好囲碁交流会などでの取材
担当:王小燕、斉鵬
今日のオープニングトークでは、この19日に発表された「小中学校国語模範朗読データバンク」にフォーカスします。高水準で高品質な「聞ける国語教科書」を目標に、中央広播電視総台の優秀キャスターや技術者70人余りがデータバンクの作成に携わりました。範囲は教育部検定済みの小中学校全ての国語教科書に及び、全国の生徒や児童1億5000万人と教職員900万人余りを対象とするものです。音声内容に興味のある方は以下のアドレスからチェックできます。http://share.radio.cn/app_share_template/zhuanji_pc.html?ondemandId=1229920&type=1
先日、北海道・上田知晴さんからは以下のリクエストが届いています。
「日産自動車と東風汽車集団の合弁会社が600億元の投資を行い、中国での電気自動車の販売台数を260万台に引き上げるというニュース。2月5日の日本経済新聞のウェブサイトに上がっている。中国国内では、このニュースはどのように捉えられ、どのように伝えらえれている?」
大変お待たせしましたが、今週の番組の前半では、中国の電気自動車産業の今にフォーカスします。後半の「スペッシャルバスケット」は、斉鵬アナと李陽記者コンビが最近取材した中日平和友好条約締結40周年記念の行事でのインタビューをお届けします。
2時間目 中日のアート交流が今、「越後正志:中国製造」にみる中国と世界
担当:王小燕、斉鵬
今週は現代アートにおける中日交流にフォーカスします。6月30日まで、北京の独立系アートスペース「的|芸術中心(de Art Center)」で開催される現代アート展「越後正志:中国製造」で取材してきました。
中国は、30年あまりの高度成長で世界第2の経済大国に躍進し、一人平均のGDPも9000ドル台にまで達するようになりました。富裕層の出現により、個人の収集家や資産家が作られた民間美術館が増える中、アートと現実社会との関係性をどう確立すればよいのかを、真摯に考える若手キュレーターや独立系アートスペースが表れています。
「越後正志:中国製造」の会場である「的|芸術中心(de Art Center)」もそうした独立系アートスペースの一つです。元大手美術館のアートディレクターを歴任したキュレーターの夏彦国さんがこの3月に、北京の旧市街地に開設した施設です。中日韓をはじめとしたアジアのアート交流の拠点を目指すこのセンターにとって、4月下旬にオープンした「越後正志:中国製造」は2個目の展覧となります。キュレーションを担当したのは、この4月に独立キュレーターになって世界を舞台に活躍中の鷲田めるろさんです。
グローバリゼーションの背景の下、「中国製造」が中国の社会、人々の暮らしぶりや価値観をどのように変え、またそれが世界の国々や人々の暮らしにどのような影響を及ぼしたのか。興味深い様々な視点が今回の展覧に映し出されています。オープニング式典終了後、アーティストの越後正志さん、キュレーターの鷲田めるろさん、夏彦国さんなどにマイクを向けてみました。
なお、「的|芸術中心(de Art Center)」は完全予約制で、毎週の火・木・土11:00-18:00がオープン時間です。詳細は公式Wechat【deArtCenter】か、公式サイトhttp://deartcenter.orgをご参照ください。