映画から流れる青春のメロディー(後編)

2018-05-11 15:06  CRI

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 5月中旬、北京の最高気温はしばしば30度近くまで上がり、まるで一夜にして夏に入ったようです。この生気溢れる初夏、中国メロディーは先週に引き続き、映画から流れる青春のメロディーをお届けします。

太陽の少年

 中国の青春映画と言えば、たぶん多くの人は映画「陽光燦爛的日子(太陽の少年)」を思い出すかもしれません。1995年に上映されたこの映画は、1970年代初頭の文化大革命下の北京を舞台に、少年のひと夏の恋を描いた青春映画です。この作品は多くの映画愛好家に最も素晴らしい青春映画と称えられました。

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 「太陽の少年」は間違いなく90年代の中国映画界にサプライズをもたらし、観客たちは映画の中から苛立って落ち着かない青春の息吹を感じました。この映画の監督・チアンウェンは「これは中国の青春期における大勢の若者の物語で、彼らの情熱はまるで炎のようで、炎の中に強い愛と恨みが燃えている」と語っています。映画は青春の視点から、その時代の人々の青春の記憶を思い起こさせました。

喜劇王

 1999年の香港映画「喜劇之王(喜劇王)」はチャウ・シンチーが監督・主演を務める映画で、売れない役者・ワンティンサウと女子高生パブで働くホステス・ピョウピョウとの恋模様を描きました。冒頭部分で主人公・ワンティンサウが怒濤渦巻く海に向かって「努力しろ、頑張れ」と高らかに叫んでいるシーンは、日頃虐げられた生活を送っている主人公が苦境に陥っても挫けない様子を表しました。

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 また、ワンティンサウは勇気を振り絞って、ヒロインにホステスの仕事をやめるよう勧めた時に言った、「僕が君を養ってあげるよ」という素朴な告白は多くの観客、特に女性たちの心を温めました。この笑いと涙でつづる映画は、貧しいながらもひたむきに生きる、すべての夢追い人への応援歌と言われました。

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番組の中でお送りした曲

1曲目 北京頌歌(北京の賛歌)

この歌は映画「陽光燦爛的日子(太陽の少年)」の挿入歌です。映画の中では文化大革命時代の歌がいくつも使われていて、この「北京の賛歌」もその一つです。1971年に作られたこの歌は祖国を愛する各民族の人々が抱く首都・北京への憧れを表しました。

歌詞:

美しい朝焼けが

金色の北京に昇る

威勢の良い楽章は

祖国の夜明けを訴える

ああ北京よ 北京

 

2曲目 恋一世的爱(生涯あなたを愛する)

この歌は香港映画「喜劇之王(喜劇王)」の挿入歌です。

歌詞:

グラスを低めにすると

中には空気が入る

私はもうお酒を飲みたくない

あなたを待つため

生涯あなたを愛することを

心に留めて忘れない

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张强