北京
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【国産編】
路過未来(Walking Past the Future)
公開日:2018年5月17日
監督:李叡珺(リー・ルイジュン)
主演:楊子姗(ヤン・ズーシャン) 尹昉(イン・ファン) 李勤勤(リー・チンチン) 王婷(ワン・ティン) 娜仁花(ナーニーファー)
中国の若手監督、李叡珺(リー・ルイジュン)の2017年の新作『路過未来(Walking Past the Future)』が1年越しにこの5月に公開される予定です。長編作品としては、2015年に日本上映を果たした『僕たちの家(うち)に帰ろう(原題:家在水草豊茂的地方)』(2014)に次ぐ3年ぶりとなる新作で、大きく期待されています。同作の舞台は、経済発展が注目される深セン。長年の出稼ぎにより深センで暮らすことになった主人公の女性が、経済発展が遅れている故郷甘粛省から両親を深センに移住させようと奔走する物語で、近年の中国の社会問題にも迫った現実味のある作品に仕上がっています。この作品は昨年の第70回カンヌ国際映画祭「ある視点部門」に出品されています。メインキャストは、趙薇(ヴィッキー・チャオ)の初監督映画『致我們終将逝去的青春(ソー・ヤング)』で頭角を現し、近年は様々な作品で活躍している楊子姗(ヤン・ズーシャン)です。日本公開は未定。
【洋画編】
バーフバリ 王の凱旋(中国題:巴霍巴利王2:終結)
公開日:2018年5月4日
監督:S・S・ラージャマウリ
主演:プラバース アヌシュカ・シェッティ ラーナー・ダッグバーティ ラムヤ・クリ ナーサル
新たなインド映画が中国公開決定!2017年の歴史戦争大作がこの5月に、インド公開から1年越しで封切られます。これは、インドの伝説の戦士バーフバリの壮絶な愛と復讐の物語を描いた『バーフバリ 伝説誕生』の完結編となる第2作で、日本公開でもロングヒットを記録し、インド映画史上歴代最高興行収入を誇る作品であるほか、全世界でも1.2億ドル超の興行収入をたたき出し、世界で最も売れたインド映画にもなりました。壮大すぎるスケールと豪快すぎるアクション、そして濃密すぎるストーリーがこの作品の見所となり、監督と脚本のS・S・ラージャマウリや主演のプラバースをはじめ、前作のスタッフやキャストが再結集しています。プラバースは中国でインド版ジャッキー・チェンとまで称されています。前作は2016年に中国で上映され、この続編の中国公開は2年ぶりとなり、IMAXでの上映も予定されています。
(ミン・イヒョウ 謙)