北京
PM2.577
23/19
中国公共外交(パブリック・ディプロマシー)協会の主催による中日シンクタンク・メディアハイレベル対話会議が24日に東京で開かれ、中日両国の学術界やメディア、芸術界などから80人あまりの識者が参加しました。
中国公共外交協会の胡正躍副会長は「中日関係の長期的で安定した発展を促し、協力分野を切り開き、前向きなコミュニケーションと戦略的対話を強めなければならない。両国のシンクタンクとメディア間の対話と交流を推し進め、両国関係の健全な発展を導くべきである」と指摘しました。
程永華駐日大使は「現在の中日関係は積極的に改善する勢いが出てきた。双方が今後も同じ目標に向かって歩み寄り、平和・友好・協力という両国関係の大きな方向性をしっかりと掴み、改善の勢いを固めて、両国関係が引き続き安定した健全な発展を遂げるよう推し進めるべきだ」と述べました。その上で、両国のシンクタンクとメディアの識者には大局に着眼して、両国国民が互いのことを正しく理解し、理性的に認識するように率先して中日関係の発展に良好な世論と社会的雰囲気を醸成するよう呼びかけました。
日本の丸山則夫外務報道官は「両国関係の発展について、ハイレベル交流を保つことはもちろん、同時に民間交流の推進も不可欠だ」との認識を示しました。
会議参加者は「中日両国は『一帯一路』構築などの分野において協力できる余地が大きく、両国関係の健全で安定した発展が両国民の共通した利益に合致する。両国のシンクタンクとメディアの関係者は交流を強めると共に、客観的かつ理性的な世論環境を作り出し、両国民の相互理解の増進および両国関係の更なる推進のために積極的な役割を発揮すべきだ」との認識で一致しました。(ZHL、星)