北京
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4月15日から22日まで開催中の第8回北京国際映画祭には、国内外の映画機構計300団体から約1万5000人のゲストが集まり、映画発展をめぐる交流が行われています。
英国映画協会国際部門のイサベル・デイヴィス総監は20日北京で中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ)記者のインタビューを受けた際、「ここ5年、中英両国の映画産業は多くの分野で、様々な形の協力を展開してきた」と述べました。デイヴィス総監が北京を訪れるのはこれで8回目になり、今回は総勢14人の交流グループを率いて、映画祭に出席しています。
近年、中国人の映画鑑賞における美意識は静かに変化しています。『帰来(Coming Home)』『白日焰火(薄氷の殺人)』そして、デイヴィス総監もお気に入りだという『芳華(Youth)』といった文学的・芸術的映画作品が、興行収入の面でも口コミ評価の面でも良い成績を挙げており、多くの都市が文学・芸術産業に力を入れ、アートフィルムの上映回数を増やしています。そのような背景化での映画祭の開催は、鑑賞者により多くのジャンルの映画に触れる機会を提供する有効な手段であると、デイヴィス総監は考えています。
デイヴィス総監はまた、「面白い現象として、中国においてソーシャルネットワーク(SNS)が映画のプロモーションに深く影響しているという点がある。素晴らしい映画を鑑賞し、それを個人がSNSで伝えたり、友人に教えたりすることで、その口コミが大きな宣伝となり、より多くの集客につながる。良い映画は、そのクオリティで自身を宣伝できるものだが、SNSはその影響力を一層強くしている」と話しました。(怡康、謙)