北京
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中日国交正常化45周年、特別企画 国交正常化45年の歩み―あの日、その時。
今年は中日国交正常化45周年です。この記念すべき年を迎えるに当たり、中国国際放送局は特別企画「国交正常化45年の歩み―あの日、その時」を毎週土曜日にお送りします。今週は2015年5月の3000人訪中団についてお話します。お相手は王穎穎です。
日本の観光業界の関係者からなる3000人規模の「日中観光文化交流団」が2015年5月22日から3日間にわたって中国を訪問しました。交流団は15日に東京で記者会見を開き、事業概要や具体的なスケジュールなどについて説明しました。
交流団の発案者で自民党の総務会長を務める一般社団法人全国旅行業協会(ANTA)の二階俊博会長や中国の程永華駐日大使、中国国家観光局日本代表所の張西龍首席代表らが記者会見に出席しました。
程永華大使は、交流団の中国訪問に歓迎の意を表し、「民間交流は両国関係の発展において重要な役割を果たしている。さまざまな面で力を合わせて交流団の訪問を成功させたい」と述べ、日本を訪れる中国人は増加しているものの、中国を訪れる日本人は減少していることから、「双方向の国民の交流を今後増やしていきたい。3000人の訪中は関係改善の1つの大きなきっかけになれば」と期待を寄せました。
これに対し、二階俊博会長は
今回訪問団のスケジュールの中、一番注目されているのは23日夜の中日友好交流大会でした。それは習近平国家主席が出席したわけです。
2015年5月23日の夜、北京の人民大会堂で「中日友好交流大会」が開かれ、習近平国家主席が出席し、重要な談話を発表しました。「中日双方は、歴史を鏡にし、未来に目を向けるという精神を踏まえ、中日間の4つの政治文書を基礎に、平和的発展をともに促し、代々の友好をともに続け、両国の発展という麗しい未来をともに築き上げ、アジアと世界の平和に寄与すべきだ」と強調しました。
習近平国家主席は「中国と日本は一衣帯水の隣国で、平和と友好は2000年余りの間続いてきており、平和と友好が両国人民の心の中の主旋律になっている。両国人民は互いに学びあい、参考にし合うことで、それぞれの発展を促し、人類の文明に大きく寄与してきた。近代になって日本は対外侵略の道を歩み始め、中日両国は痛ましい歴史をたどり、中国人民にきわめて深い被害をもたらした。歴史が立証しているように、中日友好事業は両国と両国民にとって有益であるだけでなく、アジアと世界にとっても有益だ。われわれはこれをいっそう大切にし、心を込めて守り、たゆむことなく努力し続ける必要がある」と指摘しました。
また「中国は中日関係の発展を高く重視し、日本側とともに、中日間の4つの政治文書を基礎に両国の善隣友好協力関係を促していく」と強調しました。
そして「今年は中国人民抗日戦争勝利と世界反ファシズム戦争勝利70周年にあたる。日本軍国主義が犯した侵略の罪は隠すことができず、歴史の真相は歪曲できない。侵略の歴史を歪曲し、美化しようとするいかなる言動も、中国人民やアジアの被害国や人民は決して承諾しないし、正義感や良識のある日本人民もそれを許さないだろう」と述べました。
さらに習主席は「中日両国の友好の基礎は民間にあり、中日関係の前途は両国人民の手の中にある。中国政府は両国間の民間交流を支持し、両国の各界の人々、とりわけ、若い世代が中日友好の事業に寄与し、両国の若者が友好の信念を固め、積極的に行動し、友好の種を撒き、中日友好を大木が生い茂る林にし、中日両国の友好が代々続いていくことを期待する」と述べました。
今回の「中日友好交流大会」は、数年ぶりの両国の民間交流における盛大なイベントになり、交流会では、両国の民間交流の強化を呼びかける「中日友好交流大会提議書」が発表されました。
今お聞きなったのは2002年北京で開かれた国交正常化30周年記念 中日友好芸能フェスティバルで浜崎あゆみさんが歌った「voyage」でした。中日友好のvoyage,旅路の行く先はどうなるのかなあ?期待されています。
中日国交正常化45周年、特別企画 国交正常化45年の歩みーーあの日、その時。今週は2015年5月の3000人訪中団についてお話しました。お相手は王穎穎でした。