北京
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1時間目 グルメ巡り、中国の餃子
餃子は元々、後漢時代に河南南陽の「医聖」と呼ばれる医師・張仲景が、寒さで耳が傷んだ患者を治療するために発明したという漢方の薬です。鍋に羊肉と、寒さを解消する漢方薬を入れて煮込んだスープを作り、さらにその羊肉と漢方薬を取り出して、細かく刻んだものを小麦粉で作った皮に包んだものを、患者に食べさせました。これにより、患者の耳は治りました。その後、この「薬」は、肉と野菜を皮で包んだ料理へと変わり、全国に広がることで、今の餃子となったのです。
中国は国土が広いため、同じ餃子でも地方ごとにそれぞれ細かい違いがあったりします。具材だけでなく、皮の材料(粉の種類)、調理方法(茹でる、蒸す、焼く)などの違いによって、いろいろな種類の餃子があります。
今日の番組では、中国の餃子の発祥、歴史に触れてから、餃子の種類や餃子に関することわざ、四字熟語などを詳しく紹介します。どうぞ、お聞きください。
2時間目 江蘇省揚州市の観光スポットとグルメ
江蘇省の省都・南京市の東北部に接する揚州市は、省の真ん中に位置しています。ここは、揚子江と京杭大運河の交差する、中国で最も活気のある「揚子江デルタ」経済圏でもあります。古代と現代の魅力が共存する揚州は、長江デルタ地域の重要な商工業・港湾都市です。
約2500年の歴史を持つ揚州の最盛期は、漢、隋唐、清の時代と言えるでしょう。揚州市は観光都市としても知られ、有名な痩西湖、四大名園の一つである個園、鑑真和上が住職を務めた大明寺、中国唯一の彫版印刷博物館など、数多くの名所があります。
この時間は、痩西湖、大明寺、東関街(明と清の時代の古い町並み)を紹介するほか、現地のグルメとして、看板料理の清トン(火+屯)蟹粉獅子頭、大煮幹絲を紹介します。是非、お聞き逃しのないように!(まとめ:任春生)