北京
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北京国際映画祭を控えた1週間。ニューエントリーはわずか2本ですが、いずれも洋画の注目作です。ランキングを制したのは、「ロック様」(日本)や「巨石強森」(中国)の愛称で親しまれるドウェイン・ジョンソンの主演作『ランペイジ 巨獣大乱闘(中国題:狂暴巨獣)』、ロック様ご本人も映画キャンペーンのため、上海訪問を実現させました!
単位:万元
~作品紹介~
【1位】ランペイジ 巨獣大乱闘(中国題:狂暴巨獣)
公開日:2018年4月13日
監督:ブラッド・ペイトン
主演:ドウェイン・ジョンソン ナオミ・ハリス マリン・アッカーマン ジェイク・レイシー ジョー・マンガニエロ
80年代にBally Midwayが開発したアーケードゲーム『Rampage』が、ドウェイン・ジョンソンの主演により映画化!ある遺伝子実験の失敗によって巨大化し、凶暴化してしまったゴリラ、オオカミ、ワニなどの動物たちが、高層ビルの立ち並ぶ市街地で大破壊と大乱闘を繰り広げる中、ドウェイン・ジョンソン演じる学者デイヴィス・オコエが立ち向かっていくストーリーです。「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで知られる世界最高のVFXチーム「ウェタデジタル」が担当することで、リアルかつ迫力の視覚効果と怪獣たちが堪能できます。『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』や『カリフォルニア・ダウン』でもジョンソンとタッグを組んだブラッド・オペイトン監督がメガホンをとっています。日本公開は5月18日を予定。
【2位】レディ・プレイヤー1(中国題:頭号玩家)
公開日:2018年3月30日
監督:スティーブン・スピルバーグ
主演:タイ・シェリダン オリビア・クック サイモン・ペッグ マーク・ライランス ベン・メンデルソーン
中国でも大人気のスティーブン・スピルバーグ監督の最新作が好評上映中!これは小説『ゲームウォーズ』を映画化したSFアクションで、テーマはVR(バーチャルリアリティ)。世界中の人々がアクセスする仮想空間「オアシス」を舞台にしており、孤独な青年ウェイドが、オアシスの謎を解明するために仮想空間で冒険を繰り広げる物語となっています。ヒットメーカーとして知られるスピルバーグ監督ですが、最新統計によると、この最新作で、スピルバーグ監督が手掛けた全作品の興行収入は合計100億ドルを突破し映画監督としては史上初の快挙となり、前人未到の記録を樹立しました。同作の日本公開は4月20日を予定しています。
【3位】Hindi Medium(中国題:起跑線)
公開日:2018年4月4日
監督:サーケート・チョウドゥリー
主演:イルファーン・カーン サバー・カマル ディーパク・ドーブリヤール
インドの「お受験狂騒曲」ともいえる2017年の作品『Hindi Medium(中国題:起跑線)』が中国でトップ3をキープ!原題のタイトル「Hindi Medium」は「ヒンディー語で授業が行われる学校」という意味ですが、内容はタイトルとは逆に、優れた教育環境を求めて「English Medium(英語学校)」に娘を入れようとする夫婦の日々を描くドタバタ喜劇となっています。インドを代表する名優のイルファーン・カーンが主演を務め、その妻役はパキスタン女優のサバー・カマルが演じます。日本公開は未定。
【4位】アナイアレイション 全滅領域(中国題:湮滅)
公開日:2018年4月13日
監督:アレックス・ガーランド
主演:ナタリー・ポートマン ジェニファー・ジェイソン・リー ジーナ・ロドリゲス テッサ・トンプソン ツバ・ノボトニー
『ブラック・スワン』でオスカー女優に輝いたナタリー・ポートマン主演の新作が中国で公開スタート。本作はSFファンタジー作家ジェフ・バンダミアのベストセラー『サザーン・リーチ』を実写映画化したSFアクションスリラーで、元兵士の生物学者レナが、失踪後に生還した夫の身に何が起きたのか突き止めるべく、自ら調査隊に志願し、不可解な現象が起こる謎の領域「エリアX」に足を踏み入れるストーリーです。日本では年内に公開される予定です。
【5位】暴裂無声(Wrath of Silence)
公開日:2018年4月4日
監督:忻鈺坤(シン・ユークン)
主演:宋洋(ソン・ヤン) 姜武(チャン・ウー) 袁文康(ユエン・ウェンカン) 譚卓(タン・ジョオ) 王梓塵(ワン・ツィーチェン)
デビュー作『心迷宮(The Coffin in the Mountain)』(2015)でいきなり第52回台湾金馬奨の新人監督賞にノミネートされた若手監督、忻鈺坤(シン・ユークン)の最新作『暴裂無声(Wrath of Silence)』が、ついに全国公開をスタート。今作は、中国北方の小さな町を舞台に、行方不明になった子どもを探すため、あちこちを奔走する父親と、その先々で出会った人々の姿を描き、中国社会の世相と真実に迫る社会派犯罪ミステリーとなっています。
【6位】The Snow Queen 3: Fire and Ice(中国題:氷雪女王3:火与氷)
公開日:2018年4月5日
監督:アレクセイ・ツィツィリン
あの『アナと雪の女王』にも影響を与えたアンデルセン童話を、壮大なスケールで映像化したロシアのファンタジーアニメ『雪の女王』シリーズの3作目がこの春、中国に登場。今作は少女ゲルダとその弟カイが主人公で、封印された悪の勢力をうっかりと解放してしまった彼らが、悪から世界を救う物語となっています。日本での公開は未定。
【7位】紅海行動(Operation Red Sea)
公開日:2018年2月16日
監督:林超賢(ダンテ・ラム)
主演:張訳(チャン・イー) 黄景瑜(ホァン・ジンユー) 海清(ハイチン) 杜江(ドゥ・ジアン) 王強(ワン・チャン)
香港の林超賢(ダンテ・ラム)監督の最新作『紅海行動(Operation Red Sea)』がロングヒット中。本作は、モロッコでロケを行い、中国陸・海・空軍が揃って「参戦」するほか、中国海軍の軍艦「臨沂艦」を含む強大な軍事装備も映画で初お披露目となっています。
【8位】厲害了,我的国(Amazing China)
公開日:2018年3月2日
監督:衛鉄(ウェイ・ティエ)
中国の「主旋律」ドキュメンタリー『厲害了,我的国(Amazing China)』がトップ10をキープ。本作は、CCTV(中央電視台)と中国電影股份有限公司が合同企画したもので、イノベーション・協調・グリーン・開放・シェアリングをテーマにしたここ5年間の中国の発展の様子をアピールする作品となっています。
【9位】パシフィック・リム: アップライジング(中国題:環太平洋:雷霆再起)
公開日:2018年3月23日
監督:スティーヴン・S・デナイト
出演:ジョン・ボイエガ スコット・イーストウッド アドリア・アルホナ ジン・ティエン
2013年に公開されたSFアクション『パシフィック・リム』のシリーズ第2弾が中国で絶賛上映中。人間が巨大ロボットに乗り込んでKAIJU(怪獣)との戦いを繰り広げるこのシリーズですが、今作で人類と激闘を繰り広げるのは進化したKAIJUたち。再び現れた強敵に、人類はどう立ち向かっていくのでしょうか。日本では2018年4月13日から公開されています。
【10位】奇葩朶朶 (Nuts)
公開日:2018年4月4日
監督:李洋(リー・ヤン) 李欣(リー・シン)
主演:張若昀(チャン・ルオユン) 馬思純(サンドラ・マ) 李現(リー・シェン) 劉敏濤(リウ・ミンタオ)
李洋(リー・ヤン)監督と李欣(リー・シン)監督がタッグを組んで送り出した最新作は、学園ラブコメの『奇葩朶朶 (Nuts)』。今旬な若手、張若昀(チャン・ルオユン)、馬思純(サンドラ・マ)と李現(リー・シェン)演じる3人の大学生が主人公で、彼らの恋愛、悩みと学園生活を描く青春映画となっています。 (ミン・イヒョウ、謙)