【第15回】「氷を融かす旅」

2018-04-19 13:06  CRI

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 中日国交正常化45周年特別企画 「国交正常化45年の歩み―あの日、その時」。

 今年は中日国交正常化45周年です。この記念すべき年を迎えるに当たり、中国国際放送局は特別企画「国交正常化45年の歩み―あの日、その時」を毎週土曜日にお送りしています。今週は、今から10年前の「氷を溶かす旅」と呼ばれる、温家宝首相の日本訪問についてお届けします。お相手は張怡康です。

 これは2007年4月12日、ちょうど10年前のに中日国交正常化が35周年を迎えた時際に、日本政府の招待に応じて、当時の、中国の首相・温家宝首相氏が国会議事堂で講演演説していた時に得た受けた拍手の音です。このような盛大な拍手が、35分間の講演演説の中で、10回も鳴り響いたそうです起きたそうです。

 この日の午前10時、温家宝首相は「友情と協力のために」をテーマに講演演説を行いましたしました。これは中国の首相のとしては初となる日本の国会議事堂における初めてのでの講演演説であり、1983年の胡耀邦中国共産党中央委員会総書記の訪日と、1985年の彭真全人代常務委員長の来日訪日から以来、22年ぶりの中国指導者の国会講演演説でもありました。まずはその時の音声をの一部抜粋してをお届けします。

 本日は、貴国の国会において演説をさせて頂き、衆参両院の議員の諸先生方とお会いする機会を得ましたことを大変うれしく思います。まずはご在席の先生方をはじめ、日本国民の皆さまに対し、心から祝福を申し上げ、長期にわたって中日友好のために貴重な貢献をしてこられた日本各界の友人の皆さまに対し、心から感謝を申し上げまするとともに、崇高なる敬意を表します。

 私の今回の訪問が「氷を融かす旅」となるよう願っております。私は友情と協力のために貴国にきました。これが正に私のこの度の日本訪問の目的であり、本日の演説のテーマでもあります。

 中日両国の友好交流の歴史は長き歴史く、規模は大きく、影響も大き規模と深き影響は深く、世界文明の発展においても稀なものです。これは私たちが共に有する歴史的伝統と文明的財産であり、一人一人が大切にし、代々受け継いでいき、発揚させて高めていくべきものです。

 この講演演説で、温家宝首相は、「風は吹けども、山は動かず」という日本の諺を引用し、「中日両国関係の発展は、風雨や曲折をたどってきましたが、中日両国人民の友好の土台は泰山と富士山のように決して揺らぐ動揺することはなく、い。中日両国の子々孫々にわたる友好を実現するために、中日両国の戦略的互恵関係の新たな局面を切り開くために、アジア及び世界の平和と発展のために、ともに奮闘努力していかなければならない」くことをと呼びかけました。そして、その実現に向けて、5つの原則を提唱しました。第一はは、相互信頼を増進し、約束を履行すること。第二はは、大局を念頭に置いて、小異を残し大同につくこと。第三はは、平等互恵、共同発展を目指すこと。第四はは、未来に目を向け、交流を強化すること。そして最後は、の第五は、協議を密切にし、挑戦に立ち向かうことでした。

 当時の日本の塩崎恭久・日本官房長官は「講演演説は幅広い分野にわたる話題を積極的に論述し、非常に意味深かった」、また自民党の中川秀直幹事長は、「このような歩調で発展していけば、両国の間の氷は完全に融けるでしょうだろう」、とし、そして、公明党の太田昭宏議長は、「未来に向かう日中関係の在り方が、講演演説からはっきり見えてきた」とそれぞれ温家宝首相の演説を高く評価しました。

 当時の訪問は2007年4月11日から13日まで行われました。、講演演説のほかに、温家宝首相は明仁天皇と、当時内閣総理大臣を務めていた安倍晋三首相とも会談しました。そして、温家宝首相は忙しいスケジュールの合間を縫って、日本各界の人々、特に一般国民と触れ合う接触できるチャンスを大事にして、交流を深めたそうですました。

 温家宝首相が東京に到着した4月11日は雨が降っていましたでした。がしかし、その次の日、つまり講演演説当日は早朝から天気が晴れていたのは快晴だったためで、朝ののジョギングが習慣のが日課だった首相は、当時駐日本中国大使館大使を務めていた王毅外相の同行の元、代々木公園へランニングしに行きました出かけました。

 この事を知った多くの日本メディアはその様子をカメラに収めようと、早速公園に集まりました。自分と一緒に走る記者たちに対し、温家宝首相温首相は、「ころばないようこけないように気をつけて」と取材陣を気遣いました言いました。

 「おはようございます。温家宝です。」。ランニング最中に日本国民人とすれ違うたびに、温首相は自己紹介をしました。首相は外国を訪問するときは、朝のジョギング最中にをしながら現地の方々人たちと交流することが好きだそうですを楽しみにしていたそうです。

 公園で運動をしている女性を見かけ、首相は「おはようございます」と声をかけました。女性は中国の首相を前に、驚きを隠せません。

 女性:「昨日テレビで見ました!とてもはつらつとしているように感じましたよ。」

 温首相:「毎日トレーニングをするのが習慣でしてね。」

 女性:「私も毎朝5時半からここで運動しています。」

 温首相:「そうなんですか!まぁ、中国国民から日本の皆さんへの挨拶をお届けしますよ。」

 女性:「私たちの挨拶も、ぜひ中国の方々にお伝えください。」

 温首相:「あなたは中日関係発展の改善をどう見ていますか?」

 女性:「とても喜ばしいことですね!」

 温首相:「中国と日本国民の、皆の努力の結果ですよ。」

 また、他の市民には、「中国に来たことがありますか?」と問い質問し、「まだない」と聞くと、「ぜひいらっしゃって下さい!いつでも歓迎します。」と積極的な交流をしました。

 他にもジョギング中、に健康体操をするしている市民人を見かけると、温首相は思わず「私にも教えて頂けますか?」と、一緒に日本の健康体操を体験し、終わった時は、日本語で「ありがとう」と言って挨拶し、別の場所でお別れしたり、太極拳で運動するをしている市民たちがいればと一緒に体を動かしました。

 そんなフランク気さくな中国の首相を見た公園内の日本市民人もがだんだんと集まってきて、「日本へようこそ」と挨拶したり、記念撮影をしたりと、温家宝首相温首相は日本国民と「距離ゼロ」をまったく感じさせないの和やかな中日交流の朝を送ったそうです。

 中日国交正常化45周年記念特別番組「国交正常化45年の歩み―あの日その時」。今回は「氷を融かす旅」と呼ばれる、温家宝首相の日本訪問についてお届けしました。お相手は張怡康でした。

ラジオ番組
10月29日放送分
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