北京
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●『メアリと魔女の花』、「ドラえもん」最新劇場版など日本の3作品が中国公開予定
『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』の米林宏昌監督が、スタジオジブリ退社後に初めて手がけた作品『メアリと魔女の花』。日本での公開から約10ヶ月を経て、いよいよ4月28日に中国で封切られます。中国でのタイトルは『瑪麗与魔女之花』です。
また、昨年12月に日本で公開された話題作『DESTINY 鎌倉ものがたり』が『鎌倉物語』のタイトルで中国公開される可能性が出てきました。実は、劇中に登場する「黄泉の国」は、湖南省の武陵源(張家界の中心的エリア)と鳳凰古城をモデルにしているそうです。
中国で「藍胖子(青いおデブちゃん)」の愛称で親しまれている「ドラえもん」の長編劇場版シリーズ38作目、『映画ドラえもん のび太の宝島』がこの夏に中国で公開される動きがありました。中国題は「哆啦A夢:大雄的宝島」で、中国公開を果たした同シリーズの作品としては通算7作目となります。
●『唐人街探案』第3作が2020年春節に公開へ、妻夫木聡も続投
今年春節連休に大ヒットした中国映画『唐人街探案2(Detective Chinatown Vol 2)』の続編となるシリーズ第3弾が2020年の春節初日に公開される予定です。同シリーズでメガホンを取る陳思誠(チェン・スーチェン)監督が明らかにしました。このシリーズは、世界中のチャイナタウン(=唐人街)を舞台に、王宝強(ワン・バオチャン)と劉昊然(リウ・ハオラン)演じる探偵コンビが事件を解決していくもの。第1作はバンコク、第2作はニューヨークが舞台でしたが、第3弾では待望の東京を舞台にした物語が展開され、前作で日本人探偵・野田役を演じた妻夫木聡の続投も決定しました。また、本作では、前2作で残されていたあの「謎」が遂に明かされることになります!
●中日合作アニメ『肆式青春』が今夏登場
『君の名は。』の新海誠監督が所属する「コミックス・ウェーブ・フィルム」と中国のアニメ制作会社「絵夢動画」の共同制作によるアニメ映画『肆式青春』が今年の夏に中国で封切られる予定です。同作品は北京・広州・上海をそれぞれ舞台にした3つの物語からなるオムニバス形式のもので、話題のネットクリエーター易小星や、『君の名は。』でCG監督を務めた竹内良貴、そして「絵夢動画」CEOの李豪凌がそれぞれ監督を務めています。「コミックス・ウェーブ・フィルム」が中国の作品を制作するのはこれが初めてで、劇中音楽も同社が手がけることになっています。 (ミン・イヒョウ、謙)