北京
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清明節連休を挟んだ1週間、ニューエントリーは5本。スティーブン・スピルバーグ監督の最新作『レディ・プレイヤー1(中国題:頭号玩家)』が10億元の大台を突破して2週連続1位を達成。また、いま中国ではインド映画が一大ブームとなっていますが、インドの受験を題材にしたホームドラマが新たに封切られ、初登場2位をゲット。
~作品紹介~
【1位】レディ・プレイヤー1(中国題:頭号玩家)
公開日:2018年3月30日
監督:スティーブン・スピルバーグ
主演:タイ・シェリダン オリビア・クック サイモン・ペッグ マーク・ライランス ベン・メンデルソーン
中国でも大人気のスティーブン・スピルバーグ監督の最新作が2週連続1位となっています。これは小説『ゲームウォーズ』を映画化したSFアクションで、テーマはVR(バーチャルリアリティ)。世界中の人々がアクセスする仮想空間「オアシス」を舞台にしており、孤独な青年ウェイドが、オアシスの謎を解明するために仮想空間で冒険を繰り広げる物語となっています。作中のゲーム世界には、アメリカや日本のアニメやゲームに由来する懐かしいキャラクター・アイテムなどが多数登場することで、ゲームファンの間でも大きく期待されてきた一本。日本公開は4月20日を予定しています。
【2位】Hindi Medium(中国題:起跑線)
公開日:2018年4月4日
監督:サーケート・チョウドゥリー
主演:イルファーン・カーン サバー・カマル ディーパク・ドーブリヤール
インドの「お受験狂騒曲」ともいえる2017年の作品『Hindi Medium(中国題:起跑線)』が中国に登場!原題のタイトル「Hindi Medium」は「ヒンディー語で授業が行われる学校」という意味ですが、内容はタイトルとは逆に、優れた教育環境を求めて「English Medium(英語学校)」に娘を入れようとする夫婦の日々を描くドタバタ喜劇となっています。インドを代表する名優のイルファーン・カーンが主演を務め、その妻役はパキスタン女優のサバー・カマルが演じます。日本公開は未定。
【3位】パシフィック・リム: アップライジング(中国題:環太平洋:雷霆再起)
公開日:2018年3月23日
監督:スティーヴン・S・デナイト
出演:ジョン・ボイエガ スコット・イーストウッド アドリア・アルホナ ジン・ティエン
2013年に公開されたSFアクション『パシフィック・リム』のシリーズ第2弾が中国で絶賛上映中。人間が巨大ロボットに乗り込んでKAIJU(怪獣)との戦いを繰り広げるこのシリーズですが、今作で人類と激闘を繰り広げるのは進化したKAIJUたち。再び現れた強敵に、人類はどう立ち向かっていくのでしょうか。監督はドラマシリーズ『スパルタカス』などに携わってきたスティーヴン・S・デナイト。『デトロイト』などのジョン・ボイエガ、『スクランブル』などのスコット・イーストウッドが主演を務めているほか、中国からは『キング コング: 髑髏島の巨神』でハリウッドデビューした景甜(ジン・ティエン)、日本からは『バベル』などの菊地凛子、『ちはやふる』シリーズなどの新田真剣佑らも出演しており、米中日の役者による「環太平洋」の映画合戦は見逃せません。日本では2018年4月13日から公開です。
【4位】The Snow Queen 3: Fire and Ice(中国題:氷雪女王3:火与氷)
公開日:2018年4月5日
監督:アレクセイ・ツィツィリン
あの『アナと雪の女王』にも影響を与えたアンデルセン童話を、壮大なスケールで映像化したロシアのファンタジーアニメ『雪の女王』シリーズの3作目がこの春、中国に登場。今作は少女ゲルダとその弟カイが主人公で、封印された悪の勢力をうっかりと解放してしまった彼らが、悪から世界を救う物語となっています。日本公開は未定。
【5位】暴裂無声(Wrath of Silence)
公開日:2018年4月4日
監督:忻鈺坤(シン・ユークン)
主演:宋洋(ソン・ヤン) 姜武(チャン・ウー) 袁文康(ユエン・ウェンカン) 譚卓(タン・ジョオ) 王梓塵(ワン・ツィーチェン)
デビュー作『心迷宮(The Coffin in the Mountain)』(2015)でいきなり第52回台湾金馬奨の新人監督賞にノミネートされた若手監督、忻鈺坤(シン・ユークン)の最新作『暴裂無声(Wrath of Silence)』が、ついに全国公開をスタート。今作は、中国北方の小さな町を舞台に、行方不明になった子どもを探すため、あちこちを奔走する父親と、その先々で出会った人々の姿を描き、中国社会の世相と真実に迫る社会派犯罪ミステリーとなっています。
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