北京
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1時間目 中国特産巡り、福建省の白茶
お茶は、緑茶・白茶・黄茶・青茶・紅茶・黒茶という茶葉の色で分類されます。中でも白茶は、摘んだ茶葉を日干しして自然に萎れさせた後、微発酵させて仕上げられています。摘んだ茶葉を揉捻していないため、茶葉の表面は、白い産毛で覆われています。
今は中国の南部地域の福建省、浙江省、雲南省、貴州省、広西チワン族自治区、広東省、江西省、湖南省、湖北省などで白茶が作られていますが、そのうちの90%は福建省産で、主に、福建省の福鼎県、政和県、松渓県、建陽県で製茶が行われています。福建省産の白茶の6割は、福鼎県で作られています。そのため2005年、福鼎県は国家林業局と中国茶学会から中国の白茶の故郷と指定されました。
代表的な白茶には、白毫銀針、白牡丹、寿眉があります。茶葉の摘み方によって、芽だけの一芯一葉を加工した白芽茶(白毫銀針)、若葉のある一芯ニ葉、三葉を加工した白葉茶(白牡丹、寿眉など)に分類されます。
白茶は繊細な香りに薄い色、涼やかで優しい味わいを持ち、ほんのり甘く、後味が心地よいとされています。
皆さん、中国の白茶に興味をお持ちになったら、是非、白茶の発祥地、福建省の寧徳市の福鼎県を訪れてみてください。
2時間目 福建省福鼎県の観光スポットとグルメ
福鼎県は、福建省東北部にあり、北は浙江省と接し、東は、東海を臨みます。面積は1461平方キロ、人口は約60万人(2016年)。鉄路が整っており、北京や上海から高速鉄道で行くことができます。
今日の番組では、福鼎県の太姥山(世界ジオパーク)、冷城古堡と霊峰古刹、そして中国で最も綺麗な島の一つとされるユ(山冠に兪)山を紹介します。また、現地のB級グルメの魚片、牛肉丸、扁食と太平蛋もご紹介します。是非、お聞きください。(まとめ:任春生)