習近平主席は語る　「努力とは誇らしきこと」

　第13期全国人民代表大会第1回会議の閉幕会議が20日午前、北京で開かれました。会議では習近平国家主席が談話を発表し、「中国の人民は、棚から牡丹餅が降ってくることはありえないこと、そして、幸せになるには努力が必要だということを古来理解している。今日、中国の人民が有する全ては、中国人の知恵が凝縮されたものであり、中国人の辛さと汗が浸み込んだものであり、中国人による多大な犠牲が含まれたものだ。13億人を超える中国の人民が、終始このような偉大な努力の精神を掲げて行けば、我々は人民のより良い生活を創造するという偉大な目標を実現できると私は信じている」と述べました。

　ここでは、習近平氏が主席に当選して以来、各界の人々に向けて発表した多くの談話を振り返ります。（RYU、む）

　大衆を最良の師として、身をかがめ、心静かに、何が起きているかを観察し、事実を包み隠さず伝え、心を揺り動かして、思想ある、ぬくもりある、そしてクオリティ高い作品を発表するよう努めていこう。

――2016年2月19日、中国共産党新聞世論活動座談会にて

　教師たる者、生徒の品格錬成の先導者たれ、知識学習の先導者たれ、思考革新の先導者たれ、祖国への貢献の先導者たれ。

――2016年9月12日、北京市八一学校を視察時に

　清掃労働者は「都市の美容師」だ。清掃事業は神聖で高尚なる事業だ。私も北京市民として、北京市の多くの市民を代表して感謝の意を表したい。皆さんが時伝祥さんの「一人が汚れることで、万人にきれいな環境を」という精神を更に輝かせ、北京をより美しい街にして下さい。

――2013年2月8日、春節を前に北京西城区手帕口清掃センター視察の際に

　平和な時代において、警察官は最も犠牲が多く、貢献も最も多い人たちだ。全国の警察機関と警察官らは、党による警察への指導を堅持し、「四つの意識」を固く守り、人民のための人民警察という方針を堅持し、正規化、専門化、職業化建設を強化し、党への忠実、人民への奉仕、公正な法執行、紀律に厳しくかつ明確という点を身を以て示していかなければならない。

――2017年5月19日、全国警察機関英雄模範組織表彰大会に出席した代表との会見時に

　党に忠実で、国のために奉仕する熱い志、常に開拓、邁進し、責任感をもって仕事をやり遂げようとする心、積極的に学び自己革新を怠らない向上心、党が自ら厳格な管理を行う責任感を永遠に持ち続け、自らの実際の行動を以て、新時代における中国の外交活動に新たな美しい一楽章を刻んで行けるよう努めていこう。

――2017年12月28日、2017年海外駐在使節会議に参加するため帰国した外交官との会見時に

　我が国と現在の発展段階において、家政婦事業は「太陽姉さん」の愛称と同じように、日増しに需要の伸びる成長産業だ。農村から都市部に来て仕事をする人々の就業需要を満たす一方で、都市部の家庭が直面する子育てと高齢者介護の現実的な需要も満たしている。この互恵共栄の事業にしっかり取り組み、思いやりある事業にしていかなければならない。

――2018年3月8日、第13期全人代第1回会議の山東省代表団の審議参加時に

　全軍の兵士らは、党が軍隊に対し絶対的な指導地位を有するという根本原則と制度を揺るぎなく堅持し、常に党の指示に忠実であり、党と共に歩み、党の戦闘命令に従い、全身全霊を人民のために傾けるという根本的宗旨を揺るぎなく守り、一貫して人民の味方となり、随時人民を第一に考え、永遠に人民の兵士であること。戦闘力という根本的基準を断固として堅持し、いつでも戦争できるよう備え、必ず勝てる強大な軍隊を作りあげるとともに、政治に重点を置いた軍隊の建設、改革を原動力とした軍隊の強化、科学技術による軍隊の振興、法による軍隊の統率を断固として堅持し、国防と軍隊の近代化建設レベルを全面的に高めていこう。

――2017年7月30日、中国人民解放軍創設90周年祝賀閲兵式で

　政治法律機関は党と人民が賦与した偉大な使命を成し遂げるためにも、厳格な法執行と公正な司法の原則を遵守しなければならない。公開をもって公正を促し、透明性を以て清廉性を促し、自主的な公開と自主的に監督を受けるという意識を強め、ブラックボックスでの不正の機会をなくし、司法の腐敗の隠れ蓑を消滅させなければならない。

――2014年1月7日、中央政治法律作業会議で

　社会主義は、私たちの労働者階級、労働者たちの実践から生まれたものだ。

――2017年2月24日、北京新空港の工事現場で

　中国が強大になるためには農業が強くならなければならず、中国が美しくなるには農村が美しくならなければならず、中国が豊かになるには農民が豊かにならなければならない。

――2016年4月、安徽省鳳陽小崗村で行われた農村改革座談会で

　我々が今進めている都市化建設は、都市部に職を求めてきた人たちが都市で安定した就業機会を得て生活ができ、子供も都市に引っ越せるものは共に引っ越して生活でき、児童が実家に取り残される問題を解決できるようにあらゆる策を講じている。同時に、農村に残る高齢者も、農村復興戦略の中で自らの居場所を見つけられるようにしなければならない。我々は政策を策定する際に、都市部に職を求めに来る人たちの立場に立ち、彼らが最も必要としている支援から先ず提供していかなければならない。

――2018年3月7日、第13期全人代第1回会議の広東省代表団の審議時に