北京
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1時間目 全人代閉会式での習国家主席の演説抜粋、各政府機関責任者の民生関連発言
担当:王小燕、斉鵬
3月5日から北京で開催されていた第13期全国人民代表大会(全人代)第1回会議が20日午前、閉幕しました。習近平国家主席が閉会式で演説し、社会主義現代化強国の建設に向け、改革や開放の拡大、社会主義民主の推進、文化、国民生活、生態環境などの改善やレベルアップなどを強調しました。中でも10のセンテンスが、習主席の思想が込められているだけでなく、中国政府の向こう5年の方針も含まれているとみられ、高く評価されています。
今日の「ハイウェー北京」は全人代関連の「旬な話題」2本立てでお送りします。まず取り上げるのは、習近平主席が閉会式の演説から抜粋したこれらセンテンスの内容です。
続いて、今年の全人代で注目された各政府省庁の責任者の発言を振り返ってみましょう。特に国民生活と深くかかわる「お金」「家」「車」「子ども」に関する発言に関心が集まっていました。これら担当省庁の責任者の発言から垣間見た新しい動きをご紹介します。
2時間目 高橋恵子アナこと恵子老師、CRIその後~②学院長、一年目を振り返って
聞き手:王小燕
リスナーの皆さんにとって大変おなじみの高橋恵子アナが、CRIを卒業して約1年になります。去年の春から、日本の工学院大学孔子学院院長として活躍中の恵子さん、アナウンサーから学院長への転身は、スムーズだったのでしょうか。
孔子学院は、中華人民共和国政府が中国語と中国文化の普及を目指し、世界の大学と共同で設置、展開している非営利の教育機関です。2016年12月時点、140ヶ国・地域で孔子学院511箇所、孔子課堂1073箇所が設立されています。中でも、工学院大学孔子学院は日本では11番目、工科系大学では初めての設立です。世界各地の孔子学院はそれぞれ個性がありますが、その中でも工学院大学孔子学院の特徴とは?東京の新宿駅西口から徒歩5分という立地をどのように生かして、どんな創意工夫をしているのか。
(左)2017年12月、孔子学院世界大会にて(右)2017年11月工学院大学孔子学院主催日中友好カラオケ大会
(左)2017年10月、孔子学院の日について全国の孔子学院関係者に紹介(右)2017年10月、東京代々木公園でのチャイナフェスティバル
今回の番組では、去年8月の北京出張時に、インタビューした音声も一部使っています。その内容について本人も、「いま自分で聞いていても、まだまだ新人だったなと思いました」と微笑みながらつぶやいていました。そのさりげない言葉には、昨年よりも一段と成長した恵子さんの姿が見えました。
【プロフィール】
高橋 恵子 (たかはし けいこ)さん
1961年静岡県沼津市生まれ。
学生時代のラジオパーソナリティを皮切りに、群馬テレビ局アナを経て、フリーアナウンサーに。1993~1995年、2011~2017年の2回にわたって、計8年間CRI日本語部(北京放送)に勤務。
2017年春から工学院大学孔子学院院長。
趣味は旅行と走ること。