北京
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●岩井俊二が初監督の中国映画がクランクイン メインキャストも発表
岩井俊二監督がメガホンを取る中国映画、『之華』がクランクインしたことが分かりました。映画監督の陳可辛(ピーター・チャン)がプロデューサーを担当しており、中国を代表する女優の周迅(ジョウ・シュン)や、日本でも公開された『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎(中国題:妖猫伝)』の秦昊(チン・ハオ)らがキャスティングされています。岩井監督による初の中国映画として期待されるこの作品は、自身の名作『ラブレター』を思わせるセンチメンタルなラブストーリーで、3世代にわたる男女たちの物語が紡ぎ出されています。なお、岩井監督は脚本も担当しています。
●『七人の侍』4Kデジタルリマスター版が北京で上映決定
4月15日に開催される北京国際映画祭にて、故黒澤明監督逝去20周年にちなんで、『七人の侍』(1954)の4Kデジタルリマスター版が上映されることが決まりました。『七人の侍』は黒澤明監督作品の最高峰とも言える一本で、世界中の映画人に多大な影響を与えた代表作です。4K版の上映は中国の黒澤ファンにとっては一大イベントといえます。鮮明に甦る往年の映像に、大きな期待がかかっています。
●『あの頃、君を追いかけた』の日本リメイク、スチール写真が公開
2011年に公開された台湾の話題作、『あの頃、君を追いかけた(原題:那些年,我們一起追的女孩)』の日本版リメイク映画のスチール写真が、このほど初公開されました。原作は台湾の人気作家、九把刀(ギデンズ・コー)が、自伝的小説を自らのメガホンで映画化し、中華圏で記録的ヒットを叩きだした青春ラブストーリー。日本版リメイクは2000年代の日本を舞台に、俳優集団D2およびD-BOYSのメンバーの山田裕貴演じる高校生の水島浩介と、女性アイドルグループ乃木坂46のメンバー、齋藤飛鳥演じる早瀬真愛の物語を描いており、『青い鳥』(2008)で脚本を担当した長谷川康夫がメガホンを取っています。なお、作品は昨年10月にクランクインしており、2018年秋に日本で一般公開される予定です。
(ミン・イヒョウ、謙)