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1時間目 全人大報道陣の先端技術&中産階級
<ライフマガジン>
話題1:全人大の報道陣に登場した最先端技術
ロボット、ビッグデータ、仮想現実・VR、スマート音声認識システムなど、今年の全国人民代表大会と全国人民政治協商会議のメディア報道合戦で、さまざまな制作・報道技術が次々に登場し、会場に、これまでとはひと味違った魅力を添えました。例えば、人民網の報道陣に人工知能(AI)ロボットの「汪仔」が登場し、話す、動く、考えることができて、音声認識、自然言語処理、データマイニングなどで、解説の中継に参加し、インタビュー番組の「ニューフェース」になっています。
話題2:中国の中産階級が急拡大
今年の全人大で、李克強総理は政府活動報告の中で、「ここ5年、中国の国民生活は持続的に改善し、住民の所得は年間平均7.4%のペースで増加しつつ、経済の成長ペースを上回った。そして、世界で最も多い中産階級を抱えるようになっている」と述べました。中国は今後、より開放的な政策を実施することから、中産階級の消費レベルが一層向上し、消費規模が一層拡大するだろうとみられています。また、中国の成長は世界経済にとっても、大きな牽引力になると見込まれています。
話題3:中日に対する米国人の好感度
米ギャラップ社はつい先日、中国と日本に対する米国人の好感度に関する調査結果を発表しました。それによりますと、米国人の中国人に対する好感度は53%と、過去30年で最高となりました。一方、米国人の日本に対する好感度は、過去最高の87%に達し、1990年代の日米経済摩擦が起こった「経済面で日本は米国の主なライバル」と見なされることはなくなったということです。
2時間目:<技術中国>3回目 中国の大型ジェット機C919
皆さんにとって、中国と言えば、何を思い出しますか。このほど、当代中国と世界研究院は北京で、「中国国家イメージグローバル調査報告(2016/2017)」を発表しました。それによりますと、59%の海外回答者は中国の科学技術とイノベーション能力を認め、海外認知度最も高いのは、中国の高速鉄道で、その次は宇宙探査技術とスーパーコンピューターだったということです。そして、今月から、「ハイウェイ北京」月曜日の2時間目には、新しいシリーズ<技術中国>をお届けします。3回目は、中国の大型ジェット機C919にクローズアップします。興味お持ちの方はぜひ最後までお聞きください。
中国が独自に開発した大型ジェット機C919が2017年5月5日午後、初飛行に成功しました。これは中国大型旅客機プロジェクトの重大な進展で、中国は大型旅客機の製造能力を持つ世界少数の国になったことを意味しています。「C」は中国、及び中国商用飛行機の英語名の頭文字で、1つ目の「9」には、「天長地久(天地と同じく物事が永久に変わることなく続くこと)」を意味し、数字「9」の発音は「恒久」の「久」と同じなので、「末永く」という意味が込められています。残りの「19」は、中国産大型旅客機の最大客席数190席を意味しています。102の重要技術、100万点以上の部品・設備・装置・モジュールが搭載された中国の国産大型旅客機C919は、正真正銘の「国の重器」と言えます。