北京
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23/19
年に一度の「両会議の時間」が再び訪れた。
3日午後、第13期全国政治協商会議第1回会議が北京人民大会堂で開幕し、5日、第13期全国人民代表大会第1回会議も開幕した。共産党と国家の最高指導者であると同時に一全国人民代表としての習近平氏の「両会議の時間」も幕を開けた。
3日午後、総書記は政協大会に出席。4日、中国民主同盟、中国致公党、無党派人士及び中国全国帰国華僑連合会の委員らを見舞い、共に国事を議論した。
今年は全国政協の改選の年で、過半数の委員はいずれもニューフェイス。
合同グループ会議では8人の委員がそれぞれに発言。話題は絶えず。
改革開放の深化、国交未樹立の国家との接触、科学技術評価体系改革の推進、華僑の資本と知恵の活用、代表的な作品による人類の運命共同体の構築、オフショアイノベーション起業の新たなモデルの建設、ポジティブで秩序ある人材の流動メカニズムの構築、華僑の知恵をバネとしたイノベーション型国家建設の促進などが討議された。
習近平氏は「みなさんから出された良い意見や提案について、関係部門はそれを重視し、真剣に検討して欲しい」と発言しました。
習近平氏は談話の中で「我が国の基本的政治制度としての中国共産党の指導の下での多政党協力と政治協商制度は、中国共産党、中国人民及び各民主党派、無党派人士による偉大なる政治的創造であり、中国の土壌から生まれた新型の政党制度である」と強調しました。
習近平氏は「中国共産党の指導の下での多政党協力と政治協商制度は、中国の実情に合致するだけでなく、中華民族が提唱する『天下は権力者の私物ではなく、そこに暮らす全ての人々の為のものである』、『異なる内容、異なる性質のものを受け入れる』、『大同につき小異を残す』などの優秀な伝統文化の精神にも合致するものであり、人類の政治文明に対する大きな貢献だ」としました。
習近平氏は「中国共産党は一貫して多政党協力を重視してきた。中国共産党の指導を堅持するのは、民主が要らないというのではなく、より広範囲でより効率的な民主の形成を目指すものだ」とし、多党派協力の初心を忘れず、各民主党派と無党派人士には中国共産党のよき相談役、よき片腕、よき同僚として、責任感を持ち、自らの任務を担い、共に中国の国家運営に参加して欲しいとの望みを託しました。
委員の声
4日に合同グループ会議に参加した180人以上の委員は、様々な業界から集まり、幅広い代表性を有している。例えば、中国民主同盟は主として文化教育及び科学技術分野の知識分子からなる。メンバーは30万人を超え、民主党派の中では最もメンバーの多い政党を形成している。中国致公党は主に帰国華僑とその家族、及び他に海外の関係を持つ代表的人物から構成されている。93年の歴史があり、8つの民主党派の中で最も早く、しかも唯一海外で成立した政党だ。
習近平総書記の談話を聞いて、委員たちはそれぞれに鼓舞を受けた様子だ。
全国政協委員 曹衛星
「総書記が我々のもとにやってきて、我々と交流したとき、非常に親しみを覚えた。総書記はみんなの意見と提案を十分に認め、いかに中国の特色ある多政党協力と政治協商制度を強固にして発展させていくかについて話をされた。非常に中身にある話だった。中国の特色ある多政党協力と政治協商制度は中国の伝統文化をベースにしたものであり、現実の発展のニーズにも合致するもので、強い生命力を持つものだ」。
全国政協委員 閻小培
「総書記が言うように、中国共産党の指導の下での多政党協力と政治協商制度は中国の特色のある制度だ。参政党として、我々と共産党の目標は完全に一致している。同じ目標を目指して努力していきたい」。
全国政協委員 呉為山
「総書記の話を聞いて奮起した。我々は『4つの自信』を堅持し、自らの価値を認識し、共産党のよき相談役、よき片腕、よき同僚となり、二つの百年の努力目標を実現するために弛まず貢献して行きたい」。