北京
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●婁燁(ロウ・イエ)監督の新作にオダギリジョー出演決定!
『ふたりの人魚』(2000)、『天安門、恋人たち』(2006)など話題性満点の作品で知られる婁燁(ロウ・イエ)監督の新作『蘭心大劇院』に、日本のオダギリジョーが出演することがわかりました。この作品はトップ女優の鞏俐(コン・リー)と人気俳優、趙又廷(マーク・チャオ)が主演を務め、1941年上海を舞台に、鞏俐(コン・リー)演じる于堇が女優として活躍しながらも、日本軍の情報を収集するために連合軍の諜報員として暗躍する物語を描いています。公開は2018年を予定しており、中国を代表する大女優と日本を代表する俳優の共演にも期待がかかっています。
●アジア映画の祭典「AFA」で、中日映画人の活躍から目が離せない!
アジア全域版アカデミー賞と言われる「第12回アジア・フィルム・アワード」(AFA)がいよいよ3月17日(土)にマカオにて開催されることになりました。各ノミネート作品がすでに発表され、主要部門では特に中国と日本から数多くの作品が選ばれています。
最優秀作品賞にノミネートされたのは、文晏(ヴィヴィアン・チュイ)監督の『天使は白をまとう(原題:嘉年華)』や、馮小剛(フォン・シャオガン)監督の『芳華(Youth)』、是枝裕和監督の『三度目の殺人』など全5作品。監督賞には陳凱歌(チェン・カイコー)、張艾嘉(シルヴィア・チャン)、許鞍華(アン・ホイ)、そして馮小剛という中国を代表する監督陣と並んで、日本の石井裕也監督が『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』で選出されています。女優部門では、『彼女がその名を知らない鳥たち』の蒼井優が、『相愛相親』の張艾嘉(シルヴィア・チャン)、『こんなはずじゃなかった!(原題:喜歡.你)』の周冬雨(チョウ・ドンユィ)と共に選ばれています。さらに、中日合作の『空海 KU-KAI~妖貓傳』は最多6部門(監督賞、助演女優賞、視覚効果賞など)にノミネートされており、最も期待される作品となっています。今回の授賞式では、あらゆる面で中日映画人の活躍から目が離せません!。
●妻夫木聡出演の話題の中国旧正月映画、次作の舞台は東京へ?!
今年も映画の話題で盛り上がった春節連休。大ヒットしているのは妻夫木聡も出演した中国映画『唐人街探案2(Detective Chinatown Vol 2)』。これは、世界中のチャイナタウン(中華街)を舞台に、王宝強(ワン・バオチャン)と劉昊然(リウ・ハオラン)による探偵コンビが事件を解決していくシリーズ『唐人街探案(Detective Chinatown)』の第2弾で、2人が世界各国の探偵と「捜査合戦」を繰り広げる中、ある大きな秘密が暴かれていくストーリーです。第1弾はバンコク、第2弾はニューヨークを舞台にしていますが、これから作られる第3弾は東京を舞台にした物語が展開されるということで、今作で日本人探偵・野田役を演じた妻夫木聡の再出演が期待できそうです。
(ミン・イヒョウ、謙)