2月26日 月曜日

2018-02-26 18:34  CRI
 
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 1時間目 春節予算&春節の風物詩「廟会(縁日)」

2月26日 月曜日

 <ライフマガジン>

 話題1:春節予算

 年に一度の春節、中国人にとって一年中最も大切な祝祭日ですが、お金のかかる祝日でもあります。帰省の交通費や、家族・親戚へのお土産と年玉、ご馳走の費用などなど、多くの人にとっては、春節予算は頭の痛い問題で、春節になると、財布が泣きます。

 食を大切にしている中華民族、祝祭日の伝統行事はほとんど食事と関係がありますね。昔、生活条件がいまほど良くなかった時期、せっかくの春節ですから、みんな普段よりちょっと豪華なものを食べるのを期待していましたが、今では、何を食べるのかは大切ではなく、その雰囲気が何より重要ですね。そのため、春節の食に膨大なお金をかけるのです。

 そして、昔の伝統によりますと、春節は一年の始まりですから、新しい服を着る習慣があります。特に、子供です。ですから、春節に合わせて、家族のお年寄りや子供に新しい服を買う人が多いようです。これは少なくとも千元近くかかりますね。

 さらに、里帰りの交通費はもちろん、春節の連休を利用して、親戚の家を回ったり、また国内旅行や海外旅行に出かける人がどんどん増えていますね。これもずいぶんお金はかかります。渡航費や宿泊費用のほかに、娯楽や買物の費用も欠かせませんね。いろいろ合わせると、無視できない金額になりそうです。 中国は、日本と比べて、交通費はかなり安いが、旅行に出ると、確かにかなり費用がかさみます。里帰りか、旅行かというどちらかを選ぶ人も最近では多くなりました。

 とにかく、中華民族の春節、せっかく家族団らんの楽しいひと時で、お金がかかるのも惜しくないんですが、低炭素ライフスタイルや環境に優しい生活モデルを提唱している現代人にとっては、やはり身近のことから、細かいところから工夫し、余計な予算を減らしてこの春節を倹約的、有意義に過ごしたいのですね。

 話題2:春節の風物詩「廟会(縁日)」

2月26日 月曜日

 中国の「廟会」は日本の所謂「縁日」に近いものです。中国の春節、つまり旧正月の期間を代表する一大イベントでもあります。「廟会」では、軽食や買い物用の屋台などが並び、伝統舞踊や「雑技」「獅子舞」など、さまざまな催しが行われます。毎年多くの市民や観光客が訪れています。

 昔、北京には無数と言ってもよいほど多くのお寺がありました。「廟会」の本来的な意義は宗教活動で、神様や仏様に対する祭りを行う行事でした。祭りに来る参拝客によってお寺が賑わうと、その人出を当て込んだ露天商や芸人たちが集まるようになりますね。だんだんと廟会という言葉も「市が立つ」という意味になって使われるようになりました。経済の繁栄に伴い、宗教活動より、それに付随して起こる商業活動や娯楽文化行事のほうに重点が置かれるように変貌してきました。歴史の記録では、清の末期から民国時代にかけて、これらの寺廟が文化商業活動に与えた影響は大きく、「五大廟会」と呼ばれた東廟隆福寺・西廟護国寺・斜街土地廟・花市火神廟・白塔寺は北京という町の発展史上において重要な地位を占めたということです。今回の番組では、北京の代表的な「廟会」を取り上げてご紹介します。皆さんはもし新春の時に中国、北京を訪れるチャンがございましたら、ぜひ北京の寒さに負けず、北京の縁日、「廟会」の熱気と活気をたずねてみてくださいね。

 2時間目:<中日カルチャーショック>7回目 「無縁社会」に突入しつつある中国と日本

 「ハイウェイ北京」、月曜日の2時間目には、<中日カルチャーショック>の拡大版をお届けします。近くて遠い国と呼ばれる中国と日本、身近なようで、大いに異なっている相手国の文化、習慣、考え方にスポットを当ててご紹介します。7回目は、「無縁社会」に突入しつつある中国と日本にクローズアップします。興味お持ちの方は是非最後までお聞きください。

 「無縁」とは、日本語では人と人とのつながりがなく、人間関係が希薄な孤立した状態をいう。無縁社会では、老いても手をさしのべてくれる人はなく、孤独死に至る場合もある。いま、「無縁社会」という現象は広く関心を集めています。日本では「無縁社会」という書籍さえ出版されました。それによりますと、日本では、毎年約3万2千人が孤独死しています。かつては普通の生活を送っていましたが、年を取るにつれて徐々に社会から孤立し、最後は孤独のうちになくなったという人々です。似たような問題は中国でも兆を見せています。出生率の低下と高齢化がますます深刻化し、人間関係がますます希薄化し、功利主義的になっています。しかし、中国でも、日本でも、かつては儒教思想の影響を受け、義理や人情が文化を構成する要素になっていましたが、今や伝統的な家庭の崩壊と人情の希薄化という困った局面に陥り、無縁社会へと姿を変えつつあるなんて、経済発展と現代化の真の意味をもう一度考え直す時を迎えているのではないかと思います。

ラジオ番組
10月29日放送分
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