北京
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1時間目 <2018新春特別企画>~中国映画産業の2017年と話題作
聞き手:王小燕、斉鵬
特別出演:閔亦氷(ミン・イヒョウ)
2月20日は春節(旧正月)の5日目。連休中にお送りする今日の番組は、2時間通して新春特別企画「みんアナの中国映画漫談」です。年間200本余り映画を鑑賞しているという閔亦氷アナに特別出演してもらいます。前半では2017年の中国映画産業の現状、そして、これまでの一年、中国国内で上映された話題作のトップテンを紹介してまいります。
中国は2016年末に米国を抜いて、世界最多のスクリーン数(40917スクリーン)を有する国になりました。2017年は、新たに9597増の50776スクリーンに達し、世界一の数を引き続き拡大させました。
これまでの一年、国産と海外の映画を含め、合計1693タイトルが一般公開か映画祭上映が実現されました。このうちの490タイトルが新規上映作品です。年間の興行総収入は559億1100万元(約9600億円)で、2016年より約13%増です。数年前の30%増に比べて、スピードがダウンしたものの、依然と速い成長は保っています。
都市部における観客動員数は約18%増の延べ16億2000万人ですが、一人あたりの「映画館での映画鑑賞」回数はわずか0.45回に止まっています。
このような映画を取り巻く現状の下、これまでの一年、中国でどのような映画がヒットしたのでしょうか。今回は中国映画と外国映画に分けて、それぞれのトップテンランキングを振り返ります。
なお、後半は2月20日放送「CRIインタビュー」でお聞きいただけます。
https://japanese.cri.cn/782/2018/02/13/147s269766.htm
2時間目 <2018新春特別企画>~中国と日本、映画交流の今
聞き手:王小燕、斉鵬
特別出演:閔亦氷(ミン・イヒョウ)
2月20日は春節(旧正月)の5日目。連休中にお送りする今日の番組は、2時間通して新春特別企画「みんアナの中国映画漫談」です。年間200本余り映画を鑑賞しているという閔亦氷アナに特別出演してもらいます。前半の中国映画産業の現状や2017年の話題作に続いて、後半では、日本映画と中日映画協力の最新動向にスポットを当ててお送りします。
2017年に中国で9本の日本映画が一般公開され、2016年の11本と比べやや減少したものの、北京や上海、山西省など各地で数多く開催された映画祭で、日本映画が集中的に紹介される機会が増えました。一般公開された映画は9本中の7本がアニメだったのに対し、映画祭で上映されたのは実写映画が多く、日本の実写映画の魅力が中国でアピールされた一年だったとも言えます。
一方、2017年中国で上映された日本映画のうち、興行収入では目立った作品がなく、16年に公開された新海誠監督作品『君の名は。(中国題:你的名字。)』の樹立した5億元余りの記録は達成されず、1億元を超えた作品もたった1本にとどまっていました。
しかし、そうした中も日本に源流をもちながら、中国で社会現象を巻き起こしたキーワードがありました。それは『深夜食堂』と『ナミヤ雑貨店』(東野圭吾原作)にまつわるブームです。この二作品のリメーク版と原作がそれぞれ中国で公開されました。中でも東野圭吾原作の映画化、ドラマ化の動きが中国で今後も続編が期待されています。
これ以外にも、中日共同制作映画として注目を集めた陳凱歌(チェン・カイコー)監督の『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎(中国題:妖猫伝)』や、高倉健主演の『君よ憤怒の河を渉れ』のリメーク版として作られた、呉宇森(ジョン・ウー)監督の『追捕 MANHUNT』なども話題を呼びました。
一方、2018年の年明けと共に、中日映画交流の新しい動きが次々と発表されました。2015年に中国で大ヒットしたアニメ映画『西遊記之大聖帰来』(日本タイトルは『西遊記 ヒーロー・イズ・バック』)がこの1月13日に日本で一般公開されました。対して、日本のヒット作『シン・ゴジラ』(脚本・総監督:庵野秀明/2016)の中国公開も期待されています。上映のみならず、中日両国の映画人(監督、俳優、制作スタッフなど)が互いに相手国の映画制作での協力も増えつつあります。番組の最後では、注目される2018年の日映画交流の最新動向をまとめてご紹介します。
なお、前半は2月20日放送「ハイウェー北京」でお聞きいただけます。
https://japanese.cri.cn/781/2009/08/26/Zt1s145884.htm