中国の尺八愛好団体、尺八の復活願う新年音楽会=北京

2018-01-29 14:31  CRI

 中国の尺八愛好団体「尺八貴風会中国貴園支部」が主催する新年音楽会が27日、北京市内の書店で開かれました。ソーシャルメディアを通して募集した約50人の観客を相手に、全国各地から集った会員7人が、古典本曲や現代曲、日本民謡などを次々に披露したほか、来場者の質問に答える交流会も行われました。この音楽会は「尺八の中国における復活を願って」企画されたもので、参加費は無料でした。

中国の尺八愛好団体、尺八の復活願う新年音楽会=北京

書店併設のイベント会場での尺八新年音楽会

中国の尺八愛好団体、尺八の復活願う新年音楽会=北京

中国の尺八愛好団体、尺八の復活願う新年音楽会=北京

来場者の様子

 同団体は日本の「琴古流尺八貴風会」の中国支部として、2015年5月に創設。現在は北京、上海、大連の三か所に道場を設けており、中心となるメンバーは40人います。支部名に使われている「貴園」とは、10年以上前から中国で講習会を開き、尺八の現代中国での復活のために功績を残した、琴古流師範の神崎憲氏(故人)の竹号(ちくごう)です。

 「尺八貴風会中国貴園支部」の責任者で、琴古流師範取得者である駱金晶さん(33歳、竹號:貴篪)は地元蘇州市の在住。本職は銀行員で、13年前に尺八の音色に魅せられ稽古を始めたという駱さんは、「尺八の修行を始めてから、心が穏やかになったことを実感している」と振り返り、中国の古代文化であり、人間形成にも役立つ尺八の魅力を一人でも多くの人に知ってもらいたく、仲間たちと共に新年音楽会を企画したと笑顔で話してくれました。

中国の尺八愛好団体、尺八の復活願う新年音楽会=北京

来場者の質問に答える尺八貴風会中国貴園支部責任者の駱金晶さん(右端)

中国の尺八愛好団体、尺八の復活願う新年音楽会=北京

尺八の譜面を見せる中国貴園支部・北京道場責任者の張世哲さん

 尺八は古代中国で誕生した伝統楽器で、唐代に日本に伝わりましたが、南宋(1127-1279)以降、中国ではその姿が途絶えていました。近年、琴古流の神崎憲師範(1949-2015)、三橋貴風大師範らの献身的な努力により、中国大陸では都市部を中心に尺八を習う人が増えており、その数はすでに1000人を超えているとみられています。(取材:王小燕)

ラジオ番組
10月29日放送分
00:00:00/00:00:00
  • ハイウェイ北京<月曜日>の担当者 劉叡琳_fororder_周一刘睿琳130
  • ハイウェイ北京<火曜日>の担当者 王小燕&斉鵬_fororder_周二小燕齐鹏130
  • ハイウェイ北京<水曜日>の担当者 謝東&劉非_fororder_周三谢东刘非130
  • ハイウェイ北京<金曜日>の担当者 劉叡&孟群_fororder_周四刘睿孟群130
  • ハイウェイ北京<金曜日>の担当者 任春生_fororder_周五任春生130
  • ハイウェイ北京<週末篇>_fororder_北京直通车周末篇
特集ダイジェスト
最新コラム
新華社_fororder_12日中友好協会_fororder_11人民網日本語版_fororder_10人民中国_fororder_9中国網日本語版_fororder_8東方網日本語版_fororder_7JAPAN online_fororder_5
UTYテレビ山梨_fororder_4中華網日本語版_fororder_3東方通信社_fororder_2中国百科検定_fororder_132959111934859451北京観光_fororder_1
System