北京
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南米チリで現地時間の22日、王毅外相は中国とラテンアメリカ・カリブ諸国共同体(CELAC)フォーラム第2回閣僚級会合の開幕式に出席し、演説をしました。「中国はCELACと『一帯一路』の共同建設についてコンセンサスに達した。本格的なパートナー関係に新たな活力が注がれ、新しいビジョンが生まれた。双方による『一帯一路』の建設は、ともに輝かしい未来へ進むゴールデン・キーだ」と述べています。
王外相はまた「双方による『一帯一路』建設には悠久な歴史がある。習近平主席は『太平洋海上シルクロード』や『中国の舟』について幾度も触れている。16世紀半ば、中国の福建省に端を発して、フィリピンのマニラを経由し、太平洋を渡ってメキシコのアカプルコに達した海上シルクロードのことだ。このルートで、東洋のシルクロードや陶磁器、香料と、アメリカ大陸のトウモロコシ、ジャガイモ、トウガラシとを交換し、両者は文明の交流を進めた」と説明しました。
さらに王外相は、「『一帯一路』の共同建設には強力な基盤がある。21世紀に入り、両者の関係は急発展しており、パートナーレベルが高まり、利益が交じり合うようになった。中国はチリ、ペルー、コスタリカと自由貿易圏を設け、貿易や投資の利便化により多くの地域と生産協定を結んだ。ここ数年間、Eコマース、デジタル経済の成長で双方の経済交流へ新しい扉が開いた」と述べました。
そして、「双方による『一帯一路』の建設には様々なニーズがある。ラテンアメリカやカリブ海沿岸は、新しい発展途上地域である。各国とも発展や振興、幸福を追い求めて、それぞれ成長計画を制定している。『一帯一路』は、双方が輝かしい未来へ進むゴールデン・キーとなるものだ」と強調しました。(殷、森)