北京
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1時間目 春節の悩み事&中日合作映画『空海ーKU-KAIー』
<ライフマガジン>
話題1:春節の悩み事、その一:年越し料理の予約
あと3週間で、2018年の春節・旧正月を迎えます。今年の春節は2月16日です。実は先週から、北京市内の老舗レストランでは、春節の年越し料理の予約が殺到してきました。春節の年越し料理、中国語では、年夜飯と言います。つまり、大晦日の夜に家族で食べる御馳走なので、レストランの個室の予約がほぼいっぱいになっています。一部老舗レストランで部屋を予約して年夜飯を食べる客の5-6割は、食べ終わるとすぐに来年の予約を入れています。中には、来年だけでなく再来年の予約をしたいという客もいるということです。また、「80後」(1980年代生まれ)が子供を持つ親になっているのを背景に、少人数で食べるファミリーセットの予約がここ数年、人気となっています。
話題2:春節の悩み事、そのニ:押し付けられた縁談話
春節になると、両親や親戚、友人から結婚を催促され、お見合いすることを勝手に手配されたりすることは独身男女にとって、大きな悩みの一つだとみられています。最近、仏系(仏のように物事に拘泥しない人々を指す)という言葉が流行っています。インターネットの発展に伴い、SNSが誕生し、若者は孤独感を解消しやすくなっています。また、良好な教育を受けることができるようになり、ますます多くの若者が自分らしさ、伝統的な意味合いでの結婚ではなく、恋愛そのものを求めるようになっています。「仏系」の恋愛観は、一人暮らし用のアパートや一人分の料理など、「お一人様経済」の発展を促進しています。
話題3:中日合作映画『空海ーKU-KAIー』
中国では最近、日本の小説を原作とした映画や日本の人気役者が出演する映画が相次いで公開されており、中国人の日本に対する親近感が向上すると期待されています。陳凱歌(チェン・カイコー)監督がメガホンをとる映画「空海ーKU-KAIー美しき王妃の謎」は来月(2月)、日本でも公開される予定です。「空海ーKU-KAIー」の原作である夢枕獏の小説「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」は、日本人の視点から唐を表現しています。この映画は、唐の時代の中国で活躍する空海を題材に、日本と中国双方の人気俳優が共演し製作された作品で、中国の人気俳優に加え、日本からは空海役の染谷将太さんや、阿部寛さん、それに松坂慶子さんらが出演しています。
2時間目:<中日カルチャーショック> 3回目 中日の売れ残り男女
「ハイウェイ北京」、月曜日の2時間目には、<中日カルチャーショック>の拡大版をお届けします。近くて遠い国と呼ばれる中国と日本、身近なようで、大いに異なっている相手国の文化、習慣、考え方にスポットを当ててご紹介します。3回目は、中日の売れ残り男女にスポットを当ててご紹介します。興味お持ちの方はぜひ最後までお聞きください。