日本人スタッフのつぶやき355~乗車体験記

2018-04-03 16:30  CRI

 あけましておめでとうございます。日本人スタッフの森です。北京で年を越しました。

 暮れの12月30日に、北京市郊外で新たに3本の通勤路線が開通しました。明けて元旦の1月1日に、ほぼ1日かけてそれらをすべて乗りつぶしてきました。

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 まずはこれ。紅葉で知られる「香山」に向かう電車で、「西郊線」といいます。

 日本でいうライトレールで、車両はノンステップ型、ほぼ路面電車に近い形態です。

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 路面はこのような感じ。緑化のため芝生が植えられていますが、冬場なので枯れています。

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 開通3日目で、メディアで大きく取り上げられたこともあって、車内は体験乗車客でほぼ満員でした。

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 終点に到着しました。

 全長わずか9kmあまりでしたが、約33分かかりました。走行速度はマラソン選手並みの20km/h程度と遅くてややイライラしました。また定員数も少なく、この路線はあくまでも観光用であって通勤に使うには不便だなと感じました。

 続いて、2本目の「S1線」を体験しました。北京市初の低速リニアで、全長約9kmです。

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 車両と路面です。これは線路ではなく、車体はこの上を浮上しつつ走行します。

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 車窓からは、製鉄所、風光明媚な川、宅地開発と変化に富んだ景色が過ぎて、20分弱で終点に達しました。加速性が大変よく、終始快調なスピードで走行しました。

 終点の石廠駅。やはり体験乗車の人が多く、みんなスマホでの撮影に夢中でした。

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 そして、最後に向かったのは市街地から最も遠い「燕房線」です。

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 この路線は普通の通勤電車で、全長約14kmです。

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 全区間が高架路線なので、十分に景色を楽しめます。

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 終点の燕山駅。平野部の外れですぐそばに山地が迫っており、また近くに石油化学系の工場があります。

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 北京の路線で初めて、ホーム上に空調付き待合室が設けられました。

 

 そして、最新版の路線図はこちら。

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 私が北京に来た2005年当時はたった4路線でしたが、今はもう20本以上に増えました。今回開通した以上の3路線は、いずれも郊外に位置するために「地下鉄」でなく、ほとんどが地上部分を走ります。どれもいい景色が楽しめるので、休みの日にはぜひ足を運んでみて下さい。(森 雅継)

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10月29日放送分
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