北京
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23/19
ハイウェイ北京中国情報ラジオ土曜日曜は今まで放送した一部番組の再放送を行います。先ごろ、中国共産党第19回全国代表大会が順調に閉幕しました。中国の特色ある社会主義は新たな時代を迎え、中国経済もスピードを追い求める段階から質の向上を目指す段階への転換がなされました。毎週土曜日にお届けしているこの「チャイナビジョン2018」では、第19回党大会の後、中国でどのような変化が起きているのかを詳しく紹介していきます。今週は「チャイナビジョン2018」と「世界進出を目指す中国企業」をお送りいたします。
「チャイナビジョン2018」 担当:周莉
【第2回】交通インフラ整備による貧困脱却
毎週土曜日にお送りしている「チャイナビジョン2018」、この番組では、第19回党大会後の中国社会の変化に焦点を当て、中国社会の変化をお伝えしています。今日のお相手は私、周莉です。
ここ数年にわたって中国政府は貧困撲滅を目的とする交通インフラの整備に努めてきました。この動きは、農村部道路の建設や管理、維持、運営などの面で著しい成果を挙げるとともに、貧困脱却の基礎を築いてきました。そうした努力の末、中国の農村部道路の総延長は昨年末の時点で396万キロに達しており、今年も新たに20万キロの改修・建設が予定されています…
<世界進出を目指す中国企業> 担当:劉叡琳
第3回 「世界を買い、世界を売る」中糧グループ
今日から、新しいシリーズ「世界進出を目指す中国企業」をお届けします。今日は3回目、「世界を買い、世界を売る」中糧グループにクローズアップします。
中糧グループは中華人民共和国と同い年で、1949年に創業開始しました。創業から最初の40年間は、主に穀物や食用油・食品の輸出入業務を専門に手がける「対外貿易企業」でした。中国の改革開放政策に伴い、実用化、市場化に向けた経営のモデル転換に乗り出しました。2009年には、総合産業チェーンの構築戦略を打ち出しました。世界に広がる資産や営業のネットワークを通じて、世界の4分の1以上の人口の食卓と、世界の農場とを緊密に結びつけるという戦略を実施してきました。さらに、2014年から海外進出の歩みを加速させ、オランダの穀物大手・ニデラと、香港地区の来宝集団(ノーブルグループ)の買収に成功し、国際事業量は国内事業量を上回り、真に国際化した大手食品会社となりました…