北京
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1時間目 中国特産巡り、銘茶の六安瓜片
中国にはお茶の種類がたくさんあります。その中でも、緑茶は種類と生産量から見ると一番多いものです。中国の特産・お茶巡りという番組では、これまでに、龍井茶、碧螺春、黄山毛峰を紹介してきました。今日は、もう一つの有名な緑茶、安徽省の「六安瓜片」をご紹介します。
六安瓜片は、安徽省、さらに中国を代表する緑茶の一つです。瓜や向日葵の種にその形が似ていることから、瓜片と呼ばれています。六安は産地の地名で、具体的には、安徽省西部、大別山北東麓の六安、金寨と霍山の三県が産地です。
六安瓜片は葉の形は薄くて平べったく、独特の香りがあり、甘い後味です。葉の周辺はやや曲がって平らに広がり、深みを帯びた緑色をしています。さらに産毛があり、香りは清らかで長く続きます。お茶を淹れた時の色は黄緑で明るく、何度淹れても味が淡くなりません。
六安瓜片は二十四節気の「穀雨」の前に摘んだ葉は品質が一番良いとされています。その後に摘んだ葉は「瓜片」、「雨後」に摘んだ葉は「梅片」と呼ばれます。
茶摘みの特徴は、穀雨の前後に一芯二葉ないし一芯三葉で摘み、芽と葉を分けて葉だけを加工します。詳しくは番組をお聞きください。
2時間目 六安市の観光スポットとグルメ
六安市は安徽省の省都、合肥の西に位置しています。南部は湖北省、西は河南省とそれぞれ接しています。大別山という山脈の出入り口に当たり、古くから「大別山の真珠」と呼ばれています。面積は14999平方キロ、人口は577万人(2015年)。周囲の農村では米、麻、藍などを栽培しますが、お茶は「六安茶」として名を馳せています。
この番組では、六安市の有名な観光地として、天堂寨景勝地、万仏湖景勝地、現地の名物料理として、万仏湖砂鍋魚頭と金寨紅豆腐をご紹介します。特に紅豆腐は地元の人たちが旧正月の大みそかに必ず食べる料理だそうですが、その理由とは?是非番組をお聞き逃しないように。(まとめ:任春生)