北京
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23/19
国務院報道弁公室の招聘による日本メディア関係者訪中団一行40人が5日午前、中国国際放送局(CRI)を訪問しました。一行到着後、CRI日本語部王丹丹部長の呼びかけのもと、日本語部スタッフとの交流会が催されました。
席上、訪中団団長を務める内田泰さんは「今年は中日国交正常化45周年を迎える年に当たり、今回の交流を通して、個人と個人のつながり、両国の絆が強まることを願ってやみません」と述べた上で「(興味を持っているのは)政治や経済の分野です。議論を戦わせるよりも、むしろお互いの若者や家庭の主婦がテレビで見たり、本を読んだり、ネットで楽しんだりなど、娯楽の分野での共有を進めるほうがお互いの理解も進むと思う」と感想を語りました。
CRI日本語部の王丹丹部長は「CRIは海外に向けて発信するメディアとして、『世界各国へのかけはしとならん』という使命が1941年の誕生のその日から定められている」と述べた上で、今回の訪問日程が順調に進むようにと祝福の言葉を述べました。
今回の訪中団は共同通信社、読売新聞、NHK、TBSなどの日本を代表する新聞社やテレビ局から構成されています。訪中団は医療班と教育班に分かれ、医療班は国家衛生と計画委員会体制改革局や中国の医療機関を訪問し、中国の医療体制や改革の成果について見学し、 教育班は教育省や教育機関を訪問し、中国の学校教育の現状について見学する予定です。
今回、教育班に所属する関西テレビの端崎優子さんは「日本の視聴者は中国に対してとっても興味がある。どういう教育をしているのかを見れば、その国が何を大事にしているかということがよく分かると思う。教育の現場での見学を通して、今の中国がどのように発展していて、どこに向かっているのかを見ることをとっても楽しみにしている。それをまた日本にいる視聴者に伝えたい」と述べました。
医療班に所属する熊本日日新聞社の藤本英行さんは「中国には13億人いるが、その人々がどういうことを考え、日本にどのような関心を持っているのか、すこし知ることができたと感じている」と語りました。
なお、今回の訪問日程は9日までで、北京のほか、上海、杭州などの都市を訪問する予定です。 (取材・映像:趙雲莎・張強)
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