北京
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23/19
1時間目 起業の思惑、中日の相違点
<ライフマガジン>
話題1:起業の思惑、中日の相違点
中国では、多くの若者が起業にチャレンジし、「社長」になることを夢見ています。一方、日本ではそのように鼻息を荒くする若者をほとんど見かけないようです。人材サービス会社・ランスタッドが33の国や地域で行った労働者意識調査では、多くの日本人は「社長」になることを望んでいないことが分かりました。起業には失敗がつきものですが、日本の文化では、「失敗」はとても恥ずかしいことと見なされ、起業するには、全体的に良い雰囲気とは言えないでしょう。新入社員である若者が自分で会社を立ち上げることを望まない傾向がここ約十年で最も強くなっていることを示しています。
しかし、日本のおもしろいところは、若者が「社長になる」ことを望んでいなくても、会社で退職まで働きとおした高齢者の「もう一花咲かせよう」という思いは強く、その起業意欲は若者より高いのです。日本経済産業省・中小企業庁の報告によりますと、30年前と比べて、高齢者が起業家に占める割合は8%上昇し、日本の起業家のうち、60歳以上の高齢者が増えているというのが近年の日本の新たな動向となっているということです。<中日カルチャーショック>、今日は拡大版、中国人から見た日本の起業環境についてご紹介します。
2時間目:<中国人inジャパン> 3回目 中日文化交流の架け橋とされる中国人作家
11月に入りました。こちら北京では、朝晩は結構冷え込んでいますし、初冬の気配がしました。さて、今年は中日国交正常化45周年という節目の年にあたりますので、今月の「ハイウェイ北京」、月曜日の2時間目には日本で暮らす中国人にスポットを当てて、新しいスペシャルシリーズ<中国人inジャパン>をお送りします。今日は3回目、中日文化交流の架け橋とされる作家の毛丹青さんにクローズアップします。興味のある方はぜひ最後までお聞きください。