北京
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23/19
11月中旬、古くて美しい街・北京は多彩な秋の絵巻に飾られ、青空の下で緑の芝生は金色の落葉を敷き詰めています。この時期の北京は一年中で最もロマンチックで、芸術の息吹に溢れる季節になりましたです。今回の中国メロディーは引き続き、琴棋書画の中から書にまつわる物語と音楽をお伝えしましょう送りします。
無言の詩
書道は中国の漢字のにおける独特なで伝統的な書く芸術で、書道は数千年にわたる発展を経て、誕生から成熟へ歩み、亀の甲や獣の骨などに刻まれた甲骨文や青銅器に刻まれた金金文から篆書、隷書へと発展、変化し、後漢、魏、晋の時代に草書、楷書、行書などの書体を形成し、ました。その独特な芸術の的魅力を放ちは、「無言の詩」と「無言の音楽」とも呼ばれています。
書聖・王羲之
中国書道の数千年の歴史の中には、数え切れない多くの素晴しい書家が輝かしい足跡を残しました。かれら彼らの作品には気迫に満ちているものもあるし、穏やかで深みがあるものもありもあり、これらの様々な芸術の特色がに富んでいる書家と書道作品は、輝かしい中国書道芸術の「天の川」を形成しました。この天の川の中にでも、最もきらきら煌めく光る星はもちろん王(おう)羲(ぎ)之(し)と言えるでしょうです。
王羲之は今から1700年前の晋の書家で、隷書を改良よくし、楷書、行書、草書の三体を芸術的な書体に完成させたことから、「書聖」と称されます。彼の名作「蘭亭序(らんていのじょ)」は今でも行書の手本とされています。「蘭亭序」は紀元西暦353年の三3月三3日、王羲之が友人達と会稽山(かいけいざん)で遊ぶんでいた時、文人たちとお酒を飲みながら、蘭亭というところで美しい山河を眺めて、文人たちはお酒を飲みながら、多くの素晴らしい詩作を作りました。この時、お酒を飲んでいただ王羲之はインスプレーションインスピレーションが泉のように湧き出てきて、即興にで蘭亭の会で成った作った詩集に序文を書いていました。これはが後世に「天下一の行書」と称えられることになる「蘭亭序」です。この作品は、文才が抜群だけでなくはもちろん、その書道の造詣も未曽有なの芸術の頂上頂点に達し、神様がから賜る作品と感嘆称賛されました。その文章の中に21の「之」という字が出ていますきますが、これらの「之」はみなそれぞれ独特な形と気質を持ち、書道芸術の魅力を十分に表しました。
楷書の手本・顔真卿
みなさんご存じのように唐の時代には、中国の伝統文化は全盛期に入り、書道芸術も初唐の時期に黄金時代を迎えました。草書の代表人物・張旭と懐素は狂草という書体を芸術の頂点へ盛り上げの域へと持ち上げ、顔真卿を代表とする楷書も革新的な書風を作り上げを開いて、後世にの楷書の手本とされていますになりました。また、顔真卿は唐の有名な政治家として、彼の忠実で、正義をつらぬき、何ものにも恐れない性格がその書道の風格に照り映えて反映され、後世の人々に高く評価されています。
特に、彼の名作「祭侄文稿」(さいてつぶんこう・甥(おい)を祭る文章)は書道界にで絶賛されるされている名作で、す。これは顔真卿の兄と甥が安史の乱ので賊兵賊軍の兵士に殺され、一年後、に甥の頭しか発見されないことを知った後に、顔真卿は大きな悲しみを抱えた顔真卿がて書き出したいた作品です。この書道作品は真摯な感情が溢れていると同時に、書家の奥深い書道の才能を示し、今でも多くの書道愛好家に喜ばれ親しまれ、心を打つ魅力を持ちっています。
番組の中でお送りした曲
1曲目 蘭亭序(らんていじょ)
歌は王羲之の名作「蘭亭序」をモチーフにしています。
歌詞:
永和九年(353年) 干支は癸丑
この春の暮の初め 禊を行うため会稽山陰の蘭亭にて行事を行った
名士の方々をはじめ老いも若きもお集まりいただいた
この地は高い山に険しい峰 茂った林や長い竹があり
清流の早瀬もあって 左右に照り映えている
この水を引いて杯を流す曲水を造り それぞれが順に座った
笛や琴の管弦の賑やかさは無いが 酒を交わして詩を詠むことは
奥深い心情を伸びやかに表すのに最高である
2曲目 長城調(長城の調べ)
唐の時代、世界各地から商人や使節が首都・長安に集まり、多彩な外来文化をもたらしました。また、この時期の音楽には琴や笛、編鐘など中国古来の伝統楽器のほかに琵琶、阮、羌笛など中央アジア地域からの楽器も広く使われていました。
「長城の調べ」は唐の時代の音楽を元にアレンジしたものです。曲は孟姜女という女性の物語です。夫が万里の長城の建設に人夫として徴用されてしまい、彼女は夫の後を追いかけますが、夫は過酷な工事に耐え切れず死亡していました。悲しみにくれた孟姜女が泣き崩れると、万里の長城が数里にわたって崩壊してしまうというものです。
この作品を通して、1200年前のこの名書家の喜怒哀楽をしみじみと感じられますることができます。