北京
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中国宇宙開発科技グループのロケット技術研究院は16日、宇宙輸送システムに関する西暦2045年までのロードマップを発表しました。輸送用のロケット「長征」シリーズの開発計画が中心となっており、2020年に「長征8号」を打ち上げ、2035年ごろには輸送用ロケットの完全再利用を果たすとのことです。
このロードマップによりますと、2020年に「長征」シリーズは世界のトップレベルに達し、また全世界を対象に商業サービスの利用を始めるとのことです。
また、2025年ごろに、再利用が可能な準軌道輸送機を開発し、宇宙旅行が可能になります。2030年ごろには、有人の月面着陸と火星のサンプル採取に向けて、大型の輸送用ロケットを打ち上げるということです。
そして2040年ごろには、次世代型の輸送用ロケットが実用化され、小惑星での採鉱や宇宙空間での太陽エネルギー発電を行います。
2045年には大気圏の出入りや宇宙空間の輸送方法が一変し、エレベーターや地球ステーション、宇宙ハウスなども実現するということです。(玉華、森)