北京
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中日国交正常化45周年記念事業の一環である中日青年交流フォーラムが16日、北京の中日青年交流センター国際会議ホールで開かれました。
中国青年団書記処の汪鴻雁書記はフォーラムの開幕式で挨拶し、「今回のフォーラムを通して、理解を深め、共通認識を広げ、相互信頼を確立し、友情を深めると同時に、今後の中日青年交流に積極的な政策提言を行い、中日関係の好転と発展を通じて多くのポジティブなエネルギーを蓄えていこう」と思いを述べた上で、「中日の青年交流の歩みはゼロからスタートして成果を手に入れてきており、『民が官を促し、官民共に進める』といった発展の階段を経てきた」と両国の青年交流の歴史を振り返りました。
日本友愛協会理事長の鳩山由紀夫元首相は基調講演で、「日中国交正常化45年の間に、民間外交が特に重要な役割を果たしてきた。中でも、青少年の交流は最も重要なものだ。日中交流の礎となって活躍してこられた方々に心から感謝する」と述べ、「日中の青年交流が世界平和に通じる時代をつくっていくために、今後とも活動して行ってほしい」と述べました。
また、このフォーラムには、中日国交正常化の実現を果たした周恩来首相の姪である周秉徳女史も駆けつけ、当時周首相が中日国交正常化の実現、また両国友好事業の促進のために尽力したことを振り返りました。
さらに、両国の青年世代の代表らが「中日関係を発展させるために青年交流は何ができるか」とのテーマをめぐって、北京大学国際関係学院の翟崑教授をはじめ、中国人民大学、日本青年代表団、創価学会の識者らが討論しました。
なお、今回のフォーラムは中華全国青年連合会が主催し、中日両国の友好交流関係機関、友好団体の代表および青年代表団の代表ら150人余りが出席しました。(取材・写真:趙雲莎)
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