北京
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一時間目 宋詞の名手柳永とその作品
「ハイウェイ北京-CRI中国情報ラジオ」木曜日1時間目のオープニングトークは、先週に続いて、11月11日のネット通販イベントについてお話します。
タイムリーな話題をお届けする「チャイナエクスプレス」のコーナーでは、「独身により約3割の社会人が一線都市を離れる ITエンジニアの独身率トップ」というニュースをお届けします。
また、「読書の時間」は、「中国古代名人録」第43話、宋詞の名手、柳永とその作品「雨霖鈴・寒蝉凄切」を紹介します。柳永は宋代を通じての詞の第一人者で、宋詞を従来の上品な短編「小令」から、通俗艶麗な調子の長編「慢詞」に伸ばさせ、人気を博しました。彼の作品「雨霖鈴・寒蝉凄切」は、ある役人が転勤することになり、馴染みの妓女と別れて旅立つ場面を描くものです。中でも、「楊柳岸暁風残月」(楊柳の岸辺 夜明けの風 沈みゆく月)は三つの景色をぽんぽんと打ち出し、柳永の数多くの作品の中でも、非常に美しいものとして名高いです。鮮明なイメージ語を投げ出して感情を盛り上げる柳永独特の手法です。
二時間目 11月の出来事・ニュース&ブイ族
「ハイウェイ北京」木曜日二時間目の前半は中国のニュース、出来事、イベントなどをご紹介する「中国暦」、後半の「56の民族、56輪の花」のコーナーは貴州省を主な居住地とする少数民族についてお送りします。
中国暦は、今月の4日(土)に北京第二外国語学院で行われた多言語全国通訳コンテストについてお伝えします。今大会の日本語通訳で優勝した逐次通訳部門の李淑媚さん(北京第二外国語学院)、同時通訳部門の張帆さん(北京第二外国語学院)のコメントもご紹介します。
「56の民族、56輪の花」は貴州省を主な居住地とする少数民族、水族、トン族、コーラウ族、ミャウ族、ブイ族についてです。ミャオ族は女性の服装の色や模様でいくつかの地域に分けられ、料理には酸味があるのが特徴です。水族は自らの暦を持ち、9月、10月が一年の始まりです。トン族は独自の建築技術で釘を一本も使わない木造の鼓楼や風雨橋を築きます。他にも祭で仮面劇「ノーシー」を演じるコーラウ族、十六夜バラで酒を造るブイ族など、それぞれ独自の特徴を持っています。今回の番組はトン族の鼓楼、ミャオ族の料理を取り上げてお話しします。詳しくは番組をどうぞお聞きください。(Mou)