北京
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中日国交正常化45周年の今年、書道を通じて中日両国青少年の相互理解と友情を深めるため、「第2回中日青少年書道交流及び友好宣誓大会」が21日、北京の中国人民対外友好協会で開催されました。中国人民対外友好協会の李希奎秘書長、在中国日本国大使館の福田高干参事官など中日両国政府代表、書道家、書道愛好家、さらに中日両国の学生100人が出席しました。
大会は各方面の関心を集めています。日本の鳩山由紀夫元首相は祝賀のメッセージで、「参加される一人一人の友情の体験と平和への思いが将来の友好関係の強化に繋がるものと信じている」とし、日本中国友好協会の丹羽宇一郎会長は、「このような取り組みの積み重ねこそが、将来の友好関係構築に寄与するものだ」と大会の深い意義に理解を示しました。
また、中国人民対外友好協会の李希奎秘書長は、「大会を通して、中日両国の青少年は再び平和友好の誓いを唱えた。中日両国の平和友好の事業が代々続いていくものと信じている」と両国の友好関係を願いました。
さらに在中国日本国大使館の福田高幹参事官は、両国国民の相互理解の重要性を改めて強調し、「若い世代が本大会で日本文化に接し、日本の友人を作り、これからの日中関係を背負う世代になってほしい」との期待を示しました。
大会では、両国の青少年が自ら題材を選んで書道作品を制作し、贈り合いました。日本の学生たちは出会い、環境、中日両国の友情を大切にしようとの思いから、「一期一会」、「かけ橋」、「ともだち」、「慈愛」などを書き、中国の学生は、両国のこれからの発展を祈願し、「和平友好」、「前程似錦(輝かしい未来を)」、「一衣帯水」などを書きました。
このほか、中日両国の学生は1人一文字の形で、共同で「友好宣言」書道作品を制作、朗読して、両国の21世紀の友好を願い、「平和の鐘」を21回鳴らしました。
大会の書道コンテストで、金賞を獲得した留学生の巣守世那さんは、大会に参加できたことを喜び、「書道は私と中国を結んでくれた。これからも中国の学生と交流できる機会を大切に、また書道に対する中国人の真面目な姿を学び、追いついていけるように頑張りたい」と意気込みを語りました。
本大会は、中国対外友好合作服務中心、日本NPO法人Philiaとアドソル日進株式会社の共同主催によるもので、第1回は2015年に行われました。(文責:張怡康 写真、撮影:李陽)
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