北京
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中国各地の大学で日本語を専攻する大学生の数は現在約100万に達すると言われます。そうした学習者の一部の集まる「中国対外友好合作サービスセンター」では、日本語の習得や日本の文化、経済活動の勉強を主目的としたインターン生の派遣活動を6年前から実施しています。センターのこの取り組みは日本全国で展開されていますが、なかでも長野県は青少年の国際交流促進の一環として積極的に受け入れを推進、今夏は長野県各地のホテル、旅館等を中心に84名を受け入れました。
9月26日、今年のインターン生の中でも、松本市内上高地の二つのホテル(ルミエスタ、五千尺)で研修中の計7名の学生が、松本日中協会女性委員会の案内のもとで市内の名所を訪れました。
松本日中友好協会女性委員会は、このインターン生との交流会を毎年行っており、地域の人々との交流、歴史や文化、生活に触れてもらい、友好を深めたいとの思いから、毎年インターン制の受け入れを続けています。中でも松本市のシンボルである松本城の見学は毎年好評で、会としても理解を深めてもらう良い機会と考え、毎年実施しているということです。
今回のインターン生は、委員会側の「日本の伝統文化に直接触れてほしい」との考えから、初めて日本の伝統家屋である「南涯館」に案内され、着物の試着にもチャレンジ、初めての着物体験に戸惑いと嬉しさを表現していました。
また、松本城、南涯館の見学を終えたインターン生たちには、委員会からお土産として松本の民芸品「松本手まり」が贈呈されました。(取材: 李軼豪(北京放送東京支局長))