北京
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タンカ(唐卡)とはチベット族の文化の中でも特徴的な絵画の手法であり、描かれる内容はチベット族の歴史、宗教、文化、社会生活など多くの分野に及び、チベット仏教の記録と発展に重要な役割を果たし、チベット族の「百科事典」とも呼ばれる存在です。
ここ数年、タンカがたくさんの人にコレクションされるようになるにつれて、タンカ制作を学ぶ若者の数も増加の一途を辿っています。タンカはその内容が奥深く、線も複雑で、色彩も鮮やかで耐久性を要求されるものであるため、一つ一つの技法の習得には非常に長い時間が必要とされます。
ラサ市にあるラムラツォ・タンカ画院では、チベット自治区の各地から集まった若者数十人が修行に励んでいます。彼らは8年間から14年間の時間をかけて一人前の職人へと育ちます。(殷、む)