北京
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23/19
年に一度行われる長野県日中友好武術太極拳フェスティバルが24日、30回目の開催を迎えました。長野県内各地から1100名を超える武術太極拳の愛好者が集まり、日ごろの練習成果を披露しました。
1985年に発足された長野県太極拳協会は、1987年に1回目のフェスティバルを開催しましたが、当時の参加者はわずか200名ほどで、演目も多くはありませんでした。ところが、30年後の今日では、参加者が1000名を超え、簡化24式太極拳をはじめ、48式、88式太極拳や総合、楊式太極拳、32式、42式太極剣、太極扇、長拳(剣、棍、槍)など多岐に渡ります。
中でも特に注目されたのは子ども達の演武でした。小学校低学年の子どもがほとんどでしたが、チャイナ服を身にまとい、「ハッ」と元気に声を発する姿は、実に可愛くも逞しく見えました。毎週日曜日に練習に励み、最年少は三歳だということです。
今回のフェスティバルのあいさつで桜井啓司太極拳連盟会長は、「中国伝統文化の一つである太極拳が日本で盛んに行われ、これを通じて、日中友好につながることを望んでいる」と語り、今後の文化交流に期待を寄せました。(文・写真:王秀閣)