北京
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中国国家文物局、中国社会科学院考古研究所、北京大学考古文博学院などの機関と大学の学者約50名余りの専門家と学者は8月20日から21日にかけて、新疆ウイグル自治区温泉県の呼斯塔遺跡で、現地調査を行い、また現場座談会を開催した。
現地調査により、考古学の専門家は、同遺跡が現在天山山脈西部で発見、発掘された最大規模、且つ高ランクの、集落を囲う柵と大型の石造りの建築群、及び南北の歩哨などの軍事防御システムを持つ青銅器時代の典型的な集落遺物であると確認した。
出土した遺物は今から3600年前の農耕を主体とし牧畜も営む生活方式を反映した、農牧業の転換期における典型的な遺物であり、天山山脈西部地域、ひいては同自治区北部地域の青銅器文化、有史以前の農業文明の発展と牧畜業の起源をさらに深く理解する点で重要な価値がある。
同遺跡は今から3600年前の有史以前の集落遺物で、監視と防御建築物遺跡、メインの建築物遺跡、山頂の住居跡、墓地などで構成され、全体的な分布面積は12平方キロメートルに達する。2016年に正式に発掘が始まってから、遺跡区域からは人骨や陶器、青銅武器、石臼と潰し棒などの遺物100件以上が次々と出土した。(新華社より)