北京
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中国初の、慰安婦を題材にした長編ドキュメンタリー映画『二十二』が、世界慰安婦記念日である8月14日に合わせて、全国で一般公開されることが決まりました。本作は郭柯(グオ・カー)監督が5年をかけて完成した力作で、第二次世界大戦中に慰安婦として被害を受けた中国大陸出身の女性22人の現在の生活の実態を記録したものとなっています。すでに亡くなられた方を含め22人が全員実名で映画に登場し、心境を語っているということです。
特別な歴史問題を題材していることから、映画の制作は順風満帆ではなく、資金難などの課題にもぶつかりました。女優の張歆芸(チャン・シンイー)をはじめ社会各界の支援を受けて遂に完成にこぎ着け、また、国内50館以上の映画館から上映要請を受けたおかげで、全国公開が決まったということです。
郭柯(グオ・カー)監督
郭柯(グオ・カー)監督は以前、32人の元慰安婦を取り上げた短編映画『三十二』を制作しており、取材の中で大きな感銘を受けながら、証言のできる元慰安婦の数が減っていくことに無念を感じ、長編映画の制作を決意しました。今後、この『二十二』の公開で上げたすべての収益を中国慰安婦歴史博物館に寄付する予定です。
劉徳華(アンディ・ラウ)、半年ぶりに活動再開!
今年2月に落馬事故で骨盤を骨折したと報道された劉徳華(アンディ・ラウ)が、半年の休養とリハビリを経て、8月11日に全国公開が予定されている主演作『俠盗聯盟(The Adventurers)』のPR活動に参加することが明らかになりました。公の場に姿を現すのは半年ぶりということで、各界から大きな関心が集まっています。
この新作は馮徳倫(スティーヴン・フォン)がメガホンを取り、劉徳華(アンディ・ラウ)と馮監督の妻、舒淇(スー・チー)が主演を務めるアクション映画で、アンディ扮する大盗賊が過去の仲間と再結集して、ヨーロッパで稀代の宝物を狙う物語となっています。『レオン』などで知られるフランスの名優、ジャン・レノがフランス人刑事役として出演し、アンディとの初共演を果たしています。
映画のPR活動に先駆けて、アンディは先日、自身の公式サイトより「Are you ready」とのメッセージを発信しており、半年ぶりの中華圏復帰を示唆しています。 (ミン・イヒョウ、謙)