深刻な光害問題「地球上の三割が銀河見えない」（光污染严重　地球三成人口看不到银河）

深刻な光害問題「地球上の三割が銀河見えない」

　10日に発表されたある研究調査によると、過剰な光による害、光害問題のため、現在、地球上の三割ほどの人たちは夜空の銀河が見えなくなったということです。

　高精度衛星データに基づいて、地上にある2万以上の観測ポイントとあわせ、イタリア、ドイツ、アメリカとイスラエルの研究者がいままでで最も正確な「世界光害影響評価地図帳」を作成しました。その地図帳によると、80％の人たちが人工的な光害を受けた空の下に生活し、北米の80％、欧州の60％の人たちは銀河が見えないということです。

　光害がもっとも深刻な国はシンガポールで、クウェート、カタール、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、韓国、イスラエルなどが続きます。

　研究では、夜間の光害によって銀河が見えないばかりか、エネルギーの浪費、生物多様性の損害などをもたらしていることが明らかになりました。可能な限り夜間における必要以上の照明の使用を減らし、特に青色の光を減少させて、地平線の照射光線より上回らないように防止しなければならないということです。

光污染严重　地球三成人口看不到银河

　　10日发表的一项国际研究说，由于光污染问题，现在地球上已有三分之一的人口看不到夜空中的这条明亮"星河"。

　　根据高精度卫星成像数据，并结合全球2万多个地面站点的观测，来自意大利、德国、美国和以色列的研究人员制成了迄今最精确的全球光污染影响评估地图集。结果显示，80%生活在受人工光线污染的天空下，北美近80%与欧洲60%无法看到银河。

　　光污染最严重的是新加坡，接下来的是科威特、卡塔尔、阿联酋、沙特阿拉伯、韩国、以色列等。

　　研究说，夜间光污染不仅让人难以看到银河，还会造成其他问题，比如浪费能源和金钱、损害生物多样等。研究人员建议人们尽可能减少晚间不必要的光照，尤其要减少能干预昼夜节律的蓝色光，同时要防止高于地平线的照射光线。