北京
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『世紀の英傑――李苦禅書画展』が山東省済南市で開催
中国美術家協会、北京画院美術館などが共催する『世紀の英傑――李苦禅書画展』が15日に、山東省済南市趵突泉公園にある李苦禅記念館で開かれました。開幕式には著名な芸術家の子孫である呉歓氏、斉恵娟氏、蔣代明氏などが出席しました。今回の展示会は『李苦禅全集』の紹介をテーマとして、芸術の先達の愛国精神に学び、文化能力を向上させることを目的としています。
『李苦禅全集』は全8巻で、李苦禅氏の家族が人民美術出版社と協力して2016年末に出版しました。李苦禅氏の息子で、清華大学美術学院の教授を務める李燕氏が開幕式で、「『李苦禅全集』の出版は中国近代美術史の研究や李苦禅個人の獲得した成績の研究において、重要な意義がある。2000点以上の自筆原稿が収録された、李苦禅に関する最も権威ある書籍と言える」と述べました。
美術展の開幕に合わせて趵突泉公園では茶会が行われ、李苦禅氏とその友人であった王雪涛氏(中国現代の花鳥画家)、孫之俊氏(中国現代の漫画家)に関するエピソードが紹介されました。
同展は8月15日まで開催されます。
李苦禅(1899-1983)は山東省高唐の生まれ。中国現代の書画家、美術教育家。1923年に斉白石氏に弟子入り。杭州芸術専門学校教授、中央美術学院教授、中国美術家協会理事、中国画研究院委員を務めた。花鳥と鷹の絵を得意とし、代表作は『盛荷(真夏のハスの花)』、『群鷹図』、『蘭竹』、『晴雪図』、『水禽図(水鳥)』など。(李陽、謙)
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