北京
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リメイク版ドラマが中国で放送中の日本の人気シリーズ『深夜食堂』ですが、昨年11月に日本で封切られた劇場版第2弾『続・深夜食堂(中国題:深夜食堂2)』がこの7月に中国で一般上映されることになりました。この夏、中国で「深夜食堂ブーム」が巻き起こること、間違いなしでしょう!
『続・深夜食堂』は前作と同じく松岡錠司監督がメガホンを取り、小林薫が主演を務めていますが、佐藤浩市や池松壮亮らといった豪華キャストが新たに加わりました。映画の中国初公開について、主演の小林薫は「前作と同じように、本作は、苦境を生きる人たちの『蘇生』の物語になっている。特に大事な誰かを失った人や、長い人生の中で無念の思いを抱いている方々。このような方々に深夜食堂を気に入っていただければと思う」と語りました。さらに、今回中国公開を手掛けた中国側配給会社はPR活動として小林薫の訪中を進めているということです。
『聖闘士星矢』、英語版実写映画化 中日合作の可能性!
1990年代に漫画もテレビアニメも中国で大ヒットした車田正美の人気漫画『聖闘士星矢』が、中日合作により初めて実写映画化されるはこびとなりました。
今回の実写化は、東映アニメーションと、映画『続・深夜食堂』など東映関連作品の中国配給を手がける真好電影有限公司(ARGF/A Really Good Film Company Limited)が開発・共同製作を担当しています。監督はナイキやFIFAなどのCMを手がけたビジュアル・アーティストであり、ショートアニメ『Katedra』(2002)では第75回米アカデミー賞にノミネートされたポーランドの新星、トメック・バギンスキーが務め、プロデューサーには東映アニメーションの池澤良幸氏や趙瑞元氏、ARGFの総裁、陳永雄氏、それに製作総指揮には同社会長の森下孝三氏や漫画の原作者である車田正美氏らが名を連ねています。
『聖闘士星矢』は、古代ギリシャ神話をモチーフに、"聖闘士(セイント)"と呼ばれる戦士たちが、それぞれ選ばれし星座の防具"聖衣(クロス)"をまとい、現代に生まれ変わった女神アテナを守るために戦う物語。1985年から『週刊少年ジャンプ』で連載を開始、1986年にアニメ化され、80以上の国や地域での放送を果たしました。中国では1992年にアニメが放送され、空前のヒットを記録しています。
ARGFの総裁、陳永雄氏は「自分も敬愛する東映アニメーションとタッグを組めることにまず驚いている。東映と車田氏から頂いた信頼と支持に感謝する」と話しました。
今後、キャスティングの動きにも注目が集まっています。
(ミン・イヒョウ、謙)