北京
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中国の「国際児童デー」、大人も祝日ムード?
「僕ちゃんの祝日だ。プレゼント用意してくれたか?」。中国では6月1日の国際児童デー(日本の「子供の日」に相当する)に合わせて、微信(Wechat)などのインスタントメッセンジャーアプリで「六一」というキーワードを入力すると、画面一面に赤い風船が浮かび上がるなど、14歳以下の子供だけでなく、20代や30代の若者も便乗して「国際児童デー」を祝うムードが漂っています。
しかし、「子供の日」なのにも関わらず、なぜ大人も便乗したいと思うのでしょうか?これについて、大学3年生の何曹瀚さんは「若者も子供の日を祝い、『僕ちゃん』などと自称するのは、日ごろの忙しい生活に少しでも楽しみを加えたいからだ。子供のように無垢な心を持って、少しでも現実から逃避したいという気持ちはあるが、自分のことを本当に子供だとは思っていない」と語っています。
また、山東大学哲学・社会発展学院の馬広海教授は、「子供の日への若者の便乗は、遊びの感覚があるからなのだと思う。大人になりたくないという若者の心理は、年を取りたくないと思う中年の心理と同じようなもので、社会におけるキャラクター転換の過程だ」と分析しています。
中国青年自称"宝宝""蹭六一"
"本宝宝的节日到了,你们准备好礼物了吗?"随着"六一"儿童节的到来,许多社交工具聊天时输入"六一"等字眼,还会下起"红色气球雨"。越来越多"80后""90后"大龄儿童也"蹭"入了"六一狂欢"的队伍。
"六一"儿童节是中国孩子盼望的节日,可青年人为什么热衷"蹭六一"?大学三年级的何曹瀚认为,年轻人喜欢过儿童节,喜欢自称"宝宝",只是想给忙碌的生活增添一点乐趣,保持一份童心,不想时时刻刻活得那么现实,"但这不代表我们真的以为自己是宝宝"。
对此,山东大学哲学与社会发展学院从事社会心理学研究的教授马广海认为,年轻人蹭"六一"一定程度上有游戏成分,年轻人"不想长大"的心态和中年人"不想变老"的心态一样,是转变社会角色的正常过程。