北京
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安倍夜郎の漫画作品『深夜食堂』を原案に制作された中国版リメイクドラマ『深夜食堂』が6月11日から浙江衛星テレビと北京衛星テレビのゴールデンタイムで放送されることになりました。
物語はオリジナル版と同じ設定で、中国の大都会の路地裏にあるマスター1人で切り盛りする小さな飯屋を舞台に、マスターと客たちとの交流を描く心温まるヒューマンドラマとなっています。
監督は中国版『花より男子(原題:流星花園)』や『ブラック&ホワイト(原題:痞子英雄)』などの話題作を手掛けてきた台湾の蔡岳勛。主人公のマスター役は人気俳優の黄磊(ホアン・レー)が担当しています。日本版主演の小林薫と比べると若めのマスターになっていますが、優しくて知性に富んだ役を数多くこなしてきた黄磊(ホアン・レー)には、ぴったりの配役ではないかと期待も膨らんでいます。
共演は呉昕(ウー・シン)、何炅(ホー・ジョン)、趙又廷(マーク・チャオ)、蕭敬騰(ジャム・シャオ)、張鈞甯(チャン・チュンニン)、戚薇(ステフィ・ウェー)らオールスターキャストとなっています。蔡監督は沢山の物語を皆さんに届けたい気持ちからこの作品を撮るようになったと制作のきっかけを語ったほか、「シンプルで感動的なストーリーである上に、食欲をそそる作品にもなっている。今の中国社会で共感できる癒し系ドラマにしたい」と自信も見せました。主演の黄磊(ホアン・レー)は「昔からこの主人公につながりを感じていた。役者冥利に尽きる役どころだ」とやる気満々です。
気になる深夜食堂のメニューは日本版の豚汁定食や焼酎に代わって、紅焼肉(中国風豚角煮)や粽など中国を代表するグルメが次々に登場します。
(ミン・イヒョウ、謙)