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ちょっと気になる言葉
全纳教育(quánnà jiàoyù)包括教育 インクルージョン教育
「全納」を読むと、日本の方は金銭を全部納めると言ったイメージかもしれませんが、これは、インクルージョン教育の英語の意訳です。初等教育や中等教育段階から、障害を持った子供を隔離せず、通常学級で学ぶ時間を増やす教育を言います。包括教育、インクルーシブ教育とも言います。
中国では、これまで、障害を持つ子供は一般の小中学校ではなく、特殊学校に通うことが一般的でした。理由として、同じような障害を持つ子供が同じ学校やクラスにいれば、教えやすいし、管理しやすいからです。また、障害を持っている子供が将来、生計を立てるためには、障害者向けの職業学校に通わなければならないと思う親が多かったのです。
このような方式、方法の結果、障害を持っていてもそれなりの自立はできますが、一生、特殊な人として扱われ、同情されたり、支援されたりと一般人と普通に付き合うことが難しいのです。
最近では、一部の学校では、「全纳教育」、インクルージョン教育の理念を取り入れて、障害を持っている子供でも通常学級で学ぶようになり、成果が出ています。教育部門はこのような学校を今後、増やしていく方針です。
キーワード
穿小鞋(chuānxiǎoxié) 嫌がらせ
意味
人に窮屈な靴を履かせる。つまり、(仕返しのために)人に意地悪をする、嫌がらせをする、人を困らせる、いじめるなどの意味になります。
由来
古代の中国では小さい足の女性が美しいとされ、足を小さくするため纏足(てんそく)の習慣がありました。結婚する前、男性は女性の顔を見ることができないので、足の大小で女性の美しさを判断していました。花婿側は足の大きさを確認するために使った靴のサンプルで,靴を作り、結納品(ゆいのうひん)の1つとして花嫁側に送ります。足のサイズをごまかしていないことを証明するため、花嫁は結婚式の当日にこの靴を履くのがしきたりでした。花婿側はわざと小さめの靴を作り、花嫁を辱(はずかし)めるという風習があり、これを借りて意地悪な扱いを受けて困ることを喩えるようになったのです。
使い方
穿小鞋对孩子的成长不利。
小さ目の靴を履くのは子供の発育にはよくない。
不给爱情穿小鞋。
望まない分、相応しくない恋愛をしない。
你不会给我"穿小鞋"吧?
あなたは私に嫌がらせをしないでしょ?
他怀疑被上司"穿小鞋"。
彼は上司に嫌がらせをされたのではと疑う。
说真话不怕穿小鞋。
真実を言っても、嫌がらせを怖がらない。