『容疑者Ｘの献身』の中国版リメイク メイン・キャストが初お披露目

　蘇有朋（アレック・スー）監督作品第2弾として期待されている『嫌疑人Ｘ的献身』のメインキャストがこのほど発表されました。昨年9月にクランクアップを発表した同作品は、日本の推理作家、東野圭吾の人気小説『容疑者Ｘの献身』の中国版リメイクで、アレックにとって初めてのミステリー作品となります。日本版で福山雅治の演じる天才物理学者・湯川学役（中国版役名は唐川）には、ドラマ『瑯琊榜 〜麒麟の才子、風雲起こす〜』などで人気急上昇中の王凱（ワン・カイ）、そして、堤真一の演じる数学教師・石神哲哉役（中国版役名は石泓）には、同じくドラマで活躍中の張魯一（チャン・ルーイー）が抜てきされました。

　中国リメイク版では、学生時代の知り合いだった唐川教授と石泓先生がある殺人事件をきっかけに再会し、超絶な駆け引きを展開する物語が描かれています。主人公の2人は互いの才能に魅かれながらもライバルでいるのが見所で、2大人気俳優の演技合戦にも注目が集まっています。

記者発表会に登場にした蘇有朋（アレック・スー）監督（左一）、
主演の王凱（ワン・カイ）（中）と張魯一（チャン・ルーイー）

主演の王凱（ワン・カイ）（左）と張魯一（チャン・ルーイー）

　　先日行われた記者発表会で主演の2人と共に登場した蘇有朋（アレック・スー）監督は、映画制作の心境を語りました。日本や韓国でリメイク版も多いこの作品ですから、当然ながらプレッシャーを感じる蘇監督、繰り返し修正した脚本は最終的に東野圭吾ご本人の確認を得たとか。中国公開はこの4月1日に予定されており、それまでにほかのキャスト陣も順次発表されるということです。

　嫌疑人Ｘ的献身（Suspect X）

　公開予定日：2017年4月1日

　監督：蘇有朋（アレック・スー）

　主演：王凱（ワン・カイ）　張魯一（チャン・ルーイー）

　（ミン・イヒョウ）