北京
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頤和園の文昌院は、(頤和園)知春亭の東部に位置し、清・乾隆15年(西暦1750年)に建造されたもので、1860年、英仏連合軍の放火により焼失したが、19世紀末期に再建され、新中国成立後には、頤和園の管理事務所として使用されるようになった。後、2000年には博物館として機能するようになり、岳志澄氏が古来の扁額上の文字を再現する形で「文昌院」の題字を揮毫している。
館内の6つの展示ホールには銅・玉・金・銀・竹・動物の牙や角を加工した工芸品、漆器、磁器、家具、書画、古書、ほうろう細工、時計など、皇室の文物4万点以上を所蔵陳列しており、その全てが、中国の宮廷文化を余すところなく表現した貴重な遺産といわれている。