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パキスタン警察当局は12日、ベナジル・ブット元首相に対して7日間にわたる周辺保護を実施することを明らかにしました。
ブット元首相は現地時間の13日午前、ムシャラフ大統領に非常事態宣言の解除とその陸軍参謀長の辞職を求め、支持者を率いてパキスタンの東部都市ラホールから首都のイスラマバードに移動する予定でした。
報道によりますと、現在、ブット元首相の住所周辺には多くの警察が繰り出され、道路を封鎖しています。パキスタン人民党は、13日のデモ行進は計画通りに行うと強調しましたが、これを受けて、パキスタンのターリク・アジーム・ハーン副情報相は、「今の時期でのすべてのデモ行進と集会は違法である。したがって、ブット氏が率いるデモ行進を許可するわけにはいかない」と表明しています。
10月の18日、ブット元首相の8年ぶりの帰国を迎える集会でパキスタン史上最も悲惨な自殺テロ爆発が起こり、600人以上の死傷者が出ました。その後の今月9日、ブット氏はラーワルピンディで行われる大規模な集会に参加しようとしましたが、パキスタン警察当局により、外出が禁止されていました。(翻訳:KH)
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