国家環境保護総局が指導し中国環境文化促進会が制定した環境保護指数「中国公衆環境保護民生指数(2006)」が15日発表された。これは中国国民の環境保護意識と行動の「バロメーター」ともいえる。
同指数は中国国民の環境保護への関心の低さを示す結果となった。国民の環境保護意識の全体的な得点は57.05点、環境保護への行動は55.17点、環境保護の満足度は60.2点となった。(満点は100点)
回答者の中で環境破壊をしている企業を見かけたとき、関係部門に訴えるとしたのが15.8%だったほか、環境破壊行為をやめさせるため、関係部門に訴えるとしたのが23%であった。環境問題に直面した時に自ら進んで「政府部門(環境保護局を含む)に報告する」という回答は、前年より4.9ポイント増え20.5%であった。「報告しても無駄なので大抵は意見を言わない」との意見が、前年より0.8ポイント減少してはいるが依然11.7%という数字。
また、全国環境保護ホットラインの電話番号が「12369」だと知っている人は2005年より8ポイント減少し、76%の回答者が知らないと答えた。
報告をまとめた張氏は「減少した原因は、アンケート実施地を農村まで拡大したことにある」と述べ、農村住民の環境保護知識レベルのさらなる向上が必要だとした。(編集IA)
「人民網日本語版」
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