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国家広播電影電視総局電影局(国家放送映画テレビ総局映画部門)の責任者が先日北京で、国産映画の制作情況について明らかにしました。それによると、昨年1年間に制作された国産映画は260作品で、過去最多となりました。しかし、実際に映画館で上映されたのは一部に過ぎず、観客は「氷山の一角」しか鑑賞できていないのが現状だということです。
電影局の張宏森副局長は15日、北京大学生映画祭に出席し、「昨年1年間に制作された国産映画は260本もあるのに、実際上映されたのは90作品のみ。上映されたとしても、上映期間が短すぎて、ほとんど観客の目に触れないまま消え去る作品も多い。まともに上映された作品は、実質30本程度だろう。」と語りました。
張副局長は原因のひとつとして、映画館・スクリーン数の少なさを挙げました。昨年末のデータでは、中国国内の映画館数はおよそ1250ヶ所、スクリーン数はおよそ2700つとなっています。アメリカと比較すると、人口は10倍であるのに対し、スクリーン数は10分の1に過ぎません。
張副局長は、映画関係者のあいだで映画をビジネスとしてとらえる意識が薄いことを指摘しました。せっかく作品を完成させても宣伝にお金をかけないこと、また最近のドラマ人気で映画離れが進んでいることも、要因に挙げました。
電影局はこの現状を打破するため、全国各地で映画館の増設を検討しています。地方の中小都市や農村には映画館がないところも多く、住民が映画文化に触れる機会がほとんどないのが実情です。地域の情況に合わせて、人々が気軽に映画を楽しめる環境作りが急がれています。(編集者・YS)
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