アメリカ中央軍司令部のアビザイド司令官は13日、「アフガニスタン駐留のアメリカ軍は、アフガンの治安維持の指揮権を順次NATO・北大西洋条約機構が指導した多国籍部隊に引き渡す」と述べました。
アビザイド司令官は、「これは、NATOの活動範囲の拡大を示しており、NATOが将来アフリカやその他の地区で活動するために備えた措置である。今年の夏、イギリス軍のリチャーズ陸軍中将はNATOのアフガニスタン駐留部隊の最高指揮官となる予定で、アメリカ軍の部隊を含む多国籍部隊を指導することになる」と述べました。
アフガニスタン駐留アメリカ軍は現在、約1万9000人の兵力を持っており、計画によれば、今年の夏に1万6000人に減少することになっています。それと同時に、今年の11月までに、NATOのアフガニスタン駐留部隊の総人数は、現在の1万人から2万1000人に増加するとのことです。
|